2024年08月30日

東証上場「iFreeETFインドNifty50」は大和「iFreeNEXTインド株インデックス」のETF版!

大和アセットが「iFreeETFインドNifty50」(233A)を8月20日に東証へ上場させました!

信託報酬は税込0.385%で先に上場した「iシェアーズ Nifty 50インド株ETF」(201A)と並んで東証のインドETFとしては最安レベルとなります。
このETFは現物投資も行い先物との両方に投資するベストミックス運用を行うことを売りにしているのでピンと来ました。

大和iFreeETF(233A)は「iFreeNEXTインド株インデックス」投信の完コピ東証ETF版ですね!
「1,487億円(2024年6月末現在)の純資産残高となっている「インド株式インデックス・マザーファンド」を通じて運用を行なう」としていますが、インドのインデックスファンドでこれだけの規模を誇るのは大和iFreeNEXTインド投信しか考えられません。
大和iFreeNEXTインド投信の目論見書も確認してみましたが、確かにマザーは「インド株インデックス・マザーファンド」と明記されているので間違いありません。

投信の月次レポートも確認してみると、7月末現在で純資産総額1491億円、現物株比率71.3%、先物比率28.8%となっています。
大和によると一定の規模がないと現物運用は難しいとのことなので、iFreeETF(233A)は純資産1500億円前後を誇るあの大人気インド投信のマザーファンドに乗っかることで最初から現物株7割で運用を開始できる(=先物100%よりパフォーマンス向上が期待できる)メリットがあります!

ということで、「iFreeETFインドNifty50」(233A)は「iFreeNEXTインド株インデックス」投信の単なるコピー版ETFですが、いやだからこそ高く評価できるインド株ETFなのです!

まず特別な理由がない限り、東証上場インド株ETFの中では大和iFreeETF(233A)が第一の選択肢になります。
信託報酬が最安レベルで現物運用を含み他商品に負ける要素がありません。(因みに古参の野村NEXT FUNDSは未だに信託報酬1.045%!)

投信でも(理由は過去に何度も書いていますが)第一の選択肢は大和「iFreeNEXTインド株インデックス」になるので、結局優位性のある大和の「インド株式インデックス・マザーファンド」に投信かETFのどちらで投資したいかにより個人の優先度は変わります。

@ETFの方が低コスト!?
信託報酬は大和投信:0.473%に対して大和ETF:0.385%なので、ETFの方が約0.1%(0.088%)安い。
SBI証券等では貸株金利0.1%も得られるのでETFの方が低コストでインド株への投資が可能です。
松井証券なら投信でも0.18%還元になるので還元込みコストもほぼ同等になるのですが、ETFなら証券会社を選ばないし基本はETFで投資した方が低コストです。

AETFなら場中の値動きを見て買える!
これは一般的な投信に対するETFの優位性ですが、東証の場中に値動きを確認して買えます。
インドの株式市場は日本時間の13時25分に始まるので、(どこまで連動させてるかは知りませんが)インド市場の寄り付きを確認したいのなら午後1時半頃に買いを入れるのが良いでしょう。
逆に言えば日本時間19時となるインド市場の終値では買えませんが(投信の基準価額はここで決まるはず)、自分で確認した納得価格でリアルタイムに買えるのがETFのメリットですね。
現状の価格が2000円程度で1口から買えるので、投信には敵いませんが最低投資金額も2000円程度からと投資し易くなっています。

BETFならインドでも分配金を貰える(かも!?)
これは大和も本ETFの売り文句に使っていることですが、現物投資しているので分配金を期待できることが投信にはないメリットになります。
しかしながら、現状3割近い先物に配当が付かない分は分配金利回りが下がる筈であり、配当の分配を義務付けられているETFでもインドの場合はあまり期待しない方が良いと思います。
気になる人は1年様子見した方が良いと思います。(個人的には結局分配金ゼロも充分あり得るかと見ています。)

ということで、「iFreeETFインドNifty50」(233A)は人気と実績を誇る「iFreeNEXTインド株インデックス」投信とマザーファンドを共通とする一蓮托生のETF版なので高評価です!
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posted by 韋駄天太助 at 10:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月23日

住信SBIとSBI新生がことら送金に対応!メガバンクも受けだけならアプリ不要!?

住信SBIネット銀行が8月22日から「ことら送金」の取扱開始を発表しました。
ことら送金は店舗型銀行が主体でネット銀行はほぼほぼ不参加だったのでスルーしていましたが、これでようやく利用価値が生じて使ってみる気になりました。

と言っても他ネット銀行はまだ不参加が多く、目立つところではSBI新生銀行が参加してる程度です。(厳密には店舗も複数ありネット銀行ではないんですが)
SBIグループだけが積極的なんでしょうね。
それでも個人的にこの2行の利用頻度は高いので、上手く使えれば助かります。

「ことら送金」は一件10万円以下で今のところ全参加行で手数料無料にて即時振込をしてくれるサービスです。
今回の住信SBIを含めて293行で利用可能と徐々に拡大しています。
ことらに参加していない銀行宛てには送れないので、例えば住信SBIから楽天銀行にことら送金は出来ませんが、SBI新生やメガバンク宛てには可能です。
送り先の口座番号情報を入力して普通に振込を行う手順で送ることも出来るし、携帯番号やメールアドレスに受取口座を紐づけて口座番号を伏せることも出来ます。

普通の振込とは違って即時送金されて取り消しが出来ないのはデメリットで、携帯番号を間違えて入れてその番号で誰かが受取設定していると赤の他人に振り込まれて(多分)誰も助けてくれません。
自分でその間違った電話番号に掛けて誤送金を説明して返還を申し出るしかありませんが、相手が阿武町の人みたいな対応に出ると10万円以下で面倒なトラブルになりかねません!?
但し、振込前に必ず相手名義を確認するように気を付けておけばこのようなミスを過度に心配する必要もないと思います。

住信SBI参加により私の用途でことらを使えるか実験してみました。
目的は、住信SBI、SBI新生、メガバンク1行(ほぼ受け専用)の3口座間でことら送金を行い振込無料回数の消費を減らすこと。
なるべく余計なアプリや手間を増やさずに行いたい。

ことらはスマホアプリでしか対応していないので、PCからは利用不可です。
また、銀行アプリの中で使えるとは限らず、例えば三菱UFJならBankPayというアプリを使ってことら送金する必要があるのですが、10万円以下の無料振込のためだけに専用アプリ入れて使うとか面倒過ぎます。
住信SBIとSBI新生の良いところは自社アプリの中にことら送金の機能を組み込んでいることであり、新たな登録もアプリも必要なく使い始めることが出来ます。

しかし、同じSBI関連企業でも利用条件や使い勝手に違いがあります。
まず、SBI新生が1日最大10万円までの制限に対して、住信SBIは1回10万円までの1日5回まで(計最大50万円)の制限です。
また、住信SBIは通常振込で「ことら送金」の条件に適合する場合は自動で適用してくれる独自開発機能が組み込まれているのでSBI新生に勝ります。(もちろん拒否して通常振込を選択することも可能)

他のアプリはわかりませんが、住信SBIとSBI新生のアプリを使って感じた「ことら」のデメリットは通常振込と異なり振込先の登録が出来ないこと。
その為に電番やメアドとの紐づけがあるだろってことなんでしょうが、住信SBIの場合は通常振込で10万円以下にしてSBI新生やメガバンクを選べば自動でことら送金になるので、振込先の登録も不要です。

問題はSBI新生からメガバンクへの振込なのですが、メガバンク口座に電番やメアドを紐づけるためだけに新たなアプリを入れるのも面倒なので口座番号を入力してことら送金してみました。
もし毎回口座番号から入力が必要なら面倒だなと思いましたが、振込先の登録は出来ないものの、直近10件の送金履歴は表示されるようでそこに親切に「再送金」ボタンまで用事されてるではないですか!
限られた「ことら」送金先でメガバンク口座が直近10件から消えることもないと思うので、特に電番メアドと紐づけなくても毎回口座番号を入力する面倒は避けられそうです。

幸いなことにメガバンク口座は小額決済用に使っているだけであり、振込の受け手になるだけで送金はしないので余計なアプリを増やす面倒も避けられそうです。
ということで、私の場合は特に電番メアドと紐づけしなくても「ことら」を便利に使えそうです。

特に住信SBIは1日最大50万円まで「ことら」送金できるので、残りの無料振込回数も睨みながら30万円程度なら3回にわけて「ことら」送金で済ませてしまうというセコイ使い方も出来ますね!?
楽天銀行辺りがことらに参加すれば利用価値もグッと上がりますが(期待薄)、個人的には住信SBIとSBI新生の参加により充分利用価値のある「ことら」サービスになったと思います!
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posted by 韋駄天太助 at 11:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月16日

日銀利上げでネット銀の優遇金利が上昇!auじぶん0.31%>SBI新生0.3%!楽銀はどう出る?

日銀利上げを一因として株式市場は大幅急落となりましたが、日銀利上げの恩恵も受けておきたいところ。
大きく戻して来たとはいえ、いまだにドル円レートは140円台で160円台の円安は遠くなりにけりで外貨建て資産の減少には大きく貢献しています。
預金金利ごときは焼け石に水どころか、金融資産的には森林火災にコップ一杯の水程度かも知れませんが、コップ一杯でもないよりはマシですね。

メガバンクは日銀決定を受けて金利改定の発表も早く普通預金金利を0.02%から0.1%に上げると横並びでアナウンスしました。(例:三菱UFJが9月2日から実施)
フットワークの良さそうなネット銀行の方が意思決定と発表は遅く、他社動向も確認して動きたい意図もあったのでしょうね。

住信SBIネット銀行はメガバンクに遅れて8月1日に発表しましたが、従来通りのメガバンク横並びで普通預金金利は0.1%でした。(10月1日実施)
但し、ハイブリッド預金金利は0.11%にしましたが、通常金利より0.01%高いのも従来通りで相変わらず渋いですね。
金利目当てで住信SBIを使う理由は個人的に見当たりません。

8月2日にはSBI新生銀行が発表しましたが、普通預金金利は0.11%でした。(9月2日実施)
しかしながら、なんとダイヤモンドステージの優遇金利を0.15%から0.30%に引き上げました!(8月9日実施)
日銀利上げを機に攻めて来ましたね。政策金利の上を行ってますからね。
おそらくauじぶん銀行の優遇金利に匹敵できそうなレベルも意識しての判断だったのでしょう。

auじぶん銀行の発表は更に遅れて8月9日でしたが、普通預金金利は0.11%でした。(10月1日実施)
auまとめて金利優遇の上乗せ0.2%は変わらないので、カブコム証券・aupayカード・aupay(スマホ決済)と連携させた際の優遇金利は0.31%になりました!
でも、この改定ならシンプルで何の捻りもないのでもっと早く発表できたと思いますが、本当は楽天銀行の出方も見たくて待ってたのかも知れません。

その楽天銀行ですが8月も半ばを過ぎたのに何もアナウンスがなく公式ページには従来の金利が載っているだけです。
普通預金金利をメガバンクにも劣る0.02%のままでまさか据え置くつもりではないでしょうから、意思決定が遅れてまだ発表できない状況と推測されます。
捻りのない改定なら全て0.08%金利を上げて、通常金利0.1%、マネーブリッジの300万円以下0.18%、300万円超0.12%にすれば良いだけですが、ここまで発表されないということは違うのでしょうね。

今後の楽天銀行の出方は2パターン想像できます。
<パターン1:改悪盛り込み改定!>
証券と同様に銀行も契約獲得順調で1600万口座。
新生やauじ銀は下に見てライバルは住信SBIネットだがココも殿様気味で魅力のある金利は提示しない。
楽天グループとしてはモバイル黒字化まで銀行も利益確保に頑張ってもらう必要もあり、今回を機にマネーブリッジ金利を下げたいが具体的な率や改悪をなんとか改悪に見せない方法やキャンペーンを検討しつつ三木谷決裁が遅れている。

<パターン2:モバイル利用条件等追加で優遇拡大?>
単純な改悪ではなくauじぶん銀行方式に寄せた優遇へ拡大する可能性もあるかも?
今のマネーブリッジは楽天証券との連携だけなので、楽天モバイルとか楽天カードとか楽天payとか連携させることで更なる優遇金利を提示する可能性も?
(その中で従来の証券との連携だけなら金利改悪になるとか)
三木谷氏はグループの全ての力を使って700万を越えたモバイル契約を更に伸ばしたいと考えているでしょうし、これだけ発表が遅れているのは単なる改悪検討が理由とも考えにくいですね。

ということで楽銀の発表がまだですけれど、最大優遇でauじぶんやSBI新生に並ぶ感じて特別意識して対抗しようとは思っていないでしょう。(それなら従来からやってる筈)

優遇金利順ではauじぶん0.31%>SBI新生0.30%になりますが、0.01%の違いに過ぎずSBI証券と連携すれば得られるSBI新生ダイヤモンドステージよりもauまとめて金利優遇は遥かに敷居が高いですね。
仮に1千万円をSBI新生に預けてダイヤモンドステージなら普通預金でも年間で税引前3万円(税引後23,900円)、月間で税引前2500円(税引後約1990円)程度の金利は付くのでどこに預けても雀の涙で同じという感覚のままでいると損するかも知れませんね。

今のところは普通預金ならSBI新生かauじぶんの優遇金利を狙うのがベストでしょう。
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posted by 韋駄天太助 at 11:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月09日

新NISA開始年に日経平均が89年最高値を更新し87年ブラックマンデー越えの暴落をしたのは偶然?

今年の日経平均は3月にアノ1989年史上最高値を更新した後に4万円台に乗せて横這い推移していましたが、7月11日に終値で42,246円の最高値を付けました。
しかし、そこから下落に転じて8月5日には1日でなんと▲12.6%下げて1987年ブラックマンデーを越える下げ幅▲4,451円となり、終値では31,458円を付けました。

1日の下げ幅としても物凄いのですが、最高値から1カ月足らずで1万円以上下落して8月5日の時点では年初来安値に転じました。
ということは、今年始まった新NISAで買い付けた日本株指数や個別株も平均的には多くが8月5日に含み損へ転じたことになります。

要因は米国景気後退懸念や日銀利上げとそれに伴う急速な円高など複数要因があると思いますが、ドル円も7月3日に1986年以来となる162円に迫る円安となった後に8月5日には一時141円台の円高まで振れたので日経の大幅下落が為替と大きな相関があることは間違いありません。
こうして見ると、1980年代以来の歴史的出来事が2014年に連続して起こっていますね。
日経平均が史上最高値を更新して4万円台を付けることもブラックマンデー越えの大暴落を起こすことも1ドルが160円台まで円安が進むことも人生で一度見られるか見られないかの珍事と言っても過言ではない!?

さて、これだけの出来事が新NISA開始年に集中して起こったことは単なる偶然なのでしょうか?
まるで投資家に、特に今年から新NISAで投資を始めた初心者に、相場の酸いも甘いも味わわせようとしているかのようです!?

まず30数年ぶりに日経平均が史上最高値を更新して4万円台を付けて陶酔を与える!
ドル円レートも30数年ぶりの円安に持っていき、外貨建ての海外資産も為替連動の日経平均も高みに押し上げる!
そこから30数年ぶりの歴史的大暴落を演じて悲観に大きく振れさせる!
まるで意思を持って(特に経験の浅い)投資家をジェットコースターに乗せて試しているようです!?

私は昨年末のエントリーでも書きましたが、新NISA開始年で日経平均の史上最高値更新もありえる状況なのでこういうトレンドは想定しておくべきと考えていましたが、ここまでの大急落となるとは・・。
つみたて投資だろうが、年初一括投資だろうが、安心安全絶対の方法など存在せず、相場は参加者に優しくないことは何度も痛いほど経験して来た筈です。
ドライに退場すべき者は退場せよ脱落せよと容赦なく迫り振り落としにかかります!
でも、痛みと共に他方では参加者に日経平均3万1千円台で買えるチャンスも与えているので相場は万人に平等です。
(もちろん3万1千円が安いと見るか、まだ高くて様子見と見るかは各投資家の自己責任による判断です。)

日本も米国も世界も一旦は下げ止まって少し反発している局面だと思いますが、今週月曜日が底だったと判断するのも時期尚早ですね。
特に日経平均は円安局面が終わって1ドル140円台で横這うか更なる円高へと進むのであればもう一段の下落も十分に考えられそうです。

相場は全然優しくありませんが、歴史的に長期的平均的には(日経は特殊例として)右肩上がりの上昇を演じて来たこともまた事実。

日経平均が4万2千円を付けるとどこまでも上昇しそうに見えて置いて行かれそうで焦燥感で手を出して、日経平均が1カ月後に3万1千円を付けると怖くなり投げてしまうということを繰り返していれば100%必然的に相場で損をしますね!?
小学生でもわかる理屈なのですが、この逆を実践するのもメンタル含めて難しいんですね。
相場に学習しろと促されていると思って、せめて今起こっている出来事や経験からは学びたいものですね。
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posted by 韋駄天太助 at 11:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月02日

SBIがビットコインETF解禁に向けフランクリンと提携!ブラジル投信組成にも注目!?

SBIホールディングスが7月26日にフランクリン・テンプルトンと共同で日本における資産運用会社を設立することで合意書を締結したと発表しました。

驚くことにまだ日本では解禁されていないビットコイン等の暗号資産ETFを提供することも目論んでいる、というよりそれを主眼として設立されるようです。
素人目線では規制緩和に保守的で臆病で亀のように遅い日本で暗号資産ETFの解禁なんていつになるのか、そもそも解禁されるかも決め打ち出来ないと思うのですが、SBIは直接金融庁とも接点を持ってある程度の情報を掴んでその方向性に自信があるのでしょうね。

確かに米国以外でもビットコインETFの上場は増えているので、右見て左見て無駄に石橋を叩いてから渡る日本が競争上でも世界に大きく後れを取らない為にもそろそろ解禁に向けて前向きに動き出してもおかしくはありませんね。
フランクリンは既に現物のビットコインETFもイーサリアムETFも米国で上場させているので運用ノウハウを持っています。

日本で暗号資産ETFを解禁するならその前に税制を整理する必要がありそうです。
直接取引が総合課税のままで、暗号資産ETFを特定口座で持つ場合は源泉分離約20%課税で現物株・ETF・投信と損益通算でき3年間の損失繰越も可能になるのなら、信託報酬を取られてもETFが圧倒的に選好されるようになってしまうのでは?
日本における暗号資産ETF解禁に向けた道のりがそれ程平坦で短いようにも思えません。

さて、実は私がSBIとフランクリンの提携でビットコイン以上に注目していることがあります!
日経の暗号資産に着目した報道の中でサラリと書かれていましたが、「現段階では日本国内のデジタル資産の市場が育っていないことから、まずはフランクリンが海外で提供するインドやブラジルなどの株式のETFを投資対象とした投信を日本で販売する見通しだ。25年度中の商品提供を目指す。」

インド投信はお腹いっぱいですが、つまり25年度末までにSBIとフランクリンの共同会社がブラジル株投信を出すと期待して良いんですね?
フランクリンは米国で国別ETFを沢山上場させているのですが、経費率が非常に低廉で先進国は0.09%、ブラジル(FLBR)を含む新興国は0.19%の設定が標準です。
これに投信側で儲けを乗せてもブラジル投信を信託報酬0.3%から0.5%で設定できるのではないでしょうか?

因みにテンプルトンがどの国をETFで出しているかをザッと拾うと、
【経費率0.09%】日本、香港、豪、カナダ、ドイツ、韓国、スイス、英国
【経費率0.19%】台湾、インド、ブラジル、中国、メキシコ
となっていますが、これらを全部投信で組成して出して下さい!

「フランクリンが海外で提供するインドやブラジルなどの株式のETFを投資対象とした投信」とはまさにこのカテゴリーを主眼にしているはず!
報道内容からはSBIもビットコインETFが解禁されて提供できたとしても26年度以降になると考えていると思われ、まだ先の話です。

その前にテンプルトンが米国上場する低廉な国別ETFを対象とした投信をドンドン出して行きましょう!
まずはSBIとフランクリンのタッグにより実現するブラジル(FLBR)を対象にした投信組成を期待します!
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posted by 韋駄天太助 at 11:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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