「SBI-フランクリン・テンプルトン・インド株式インデックス・ファンド」(愛称:SBI・フランクリン・.インド株式)
を10月22日に設定すると発表しました!
投資対象は提携先のフランクリンが米国で運用する「フランクリン FTSE インディア UCITS ETF」で信託報酬はインド対象で国内最安となる0.2538%程度(税込)です!
SBIアセットは既にBSE SENSEX指数連動の「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」を運用していますが、フランクリンは中型株を含む「FTSE India 30/18 Capped Index(配当込み、円換算ベース)」が対象指数となり、SENSEXの30銘柄に対して230銘柄に分散していることが特徴です。
新興国で日経平均と同程度の銘柄数を組み入れることが必ずしもメリットばかりではないと思いますが、新興国指数にありがちな上位大型銘柄集中による金融業偏重のデメリットは緩和されます。(9月現在でSENSEXの金融業比率36%に対して約23%)
インドのNifty50でもSENSEXでもない対象指数で最安値のファンド登場もグッドニュースではあるのですが、既に過当競争気味のインド投信においては大きなインパクトがある訳ではありません。
大事なことはSBIアセットが「フランクリン・テンプルトンとの提携商品第一弾として」このファンドをリリースしたことを明記していること、つまり第二弾・第三弾とテンプルトン提携商品のリリースが続いていくことです!
SBIは7月26日にフランクリンとの提携を発表しましたが主眼は暗号資産であり、日経新聞は「現段階では日本国内のデジタル資産の市場が育っていないことから、まずはフランクリンが海外で提供するインドやブラジルなどの株式のETFを投資対象とした投信を日本で販売する見通しだ。25年度中の商品提供を目指す」と報じました。
前倒しで24年中にインド投信は出るので第二弾以降に「ブラジルなどの株式のETFを投資対象とした投信」が続くはずです!
今回の信託報酬0.2538%を分解すると、フランクリンETFの経費率0.19%にファンドが税込0.0638%(税抜0.058%)を乗せています。
この上乗せ信託報酬はSBIアセットが提供する「SBI・V・S&P500」「SBI・V・新興国株式」「SBI・iシェアーズ・インド株」「SBI・インベスコQQQ」と同一であり、「SBI・フランクリン・.インド株式」が競合の中で最安値となるように特別値引いた信託報酬ではなくSBIアセットの海外ETF連動投信の標準上乗せ価格です。
つまり、第二弾以降のフランクリンETF連動にも当該経費率に税込0.0638%を上乗せした信託報酬が設定される可能性が極めて高い(=ローコスト)!
ということは、フランクリンが既に米国で上場させている国別ETFに連動させたファンドをSBIアセットが設定した場合の信託報酬は以下の通りと予想できます!
【予想信託報酬0.1538%】(経費率0.09%):日本、香港、豪、カナダ、ドイツ、韓国、スイス、英国
【予想信託報酬0.2538%】(経費率0.19%):台湾、インド、ブラジル、中国、メキシコ
第二弾は日経も報じたブラジルを出して来る可能性が高いと思われますが、過当競争インドに並ぶ信託報酬0.2538%なら激安価格です!(SBIさん、是非とも出して下され!)
先進各国も日本は自国なのでさほどインパクトはありませんが、約0.15%で国単位に投資できるなら激安ですね。
そもそも豪英独などの単国に(ブラジルも)投資しようと思っても高い安い以前に選択肢が限られるので存在が貴重です。
SBIアセットさん、これらをもう惜しみなく全部投信にして出しましょう!
ブラジル株投信を筆頭にフランクリン提供商品第二弾以降の前倒し早期展開にも期待します!
