クォンタムファンドを率いた大投資(投機)家ソロスが書いた錬金術の本?
新版として2009年刊行の本だが、1985〜87年頃に書かれた内容に前書きが付け加えられています。
ソロス先生の書くことは難解すぎます。
20年前の状況分析とその時点での予想を読んで参考になる訳ではありません。
しかし、ソロスの思考回路がどうなっているかを垣間見ることはできます。(難解!)
氏の考えはファンダメンタルズ分析もテクニカル分析もランダムウォーク理論も否定の立場ですが、私が読む限り氏の考えは一般的に言われているファンダメンタル分析の範疇に入ると思います。
「市場は常に間違っている」という有名な氏の言葉もそうなのですが、おそらく一言では真意が伝わらないし、言葉尻を捉えていると誤解すると思います。
少なくともテクニカル分析で財を成した訳ではないと思いますが、長期ではなく短中期での動的なファンダメンタルズ分析と表現すれば良いのでしょうか?
難解な「再帰性」の理論を用いてファンドが驚異的なパフォーマンスを挙げてきたのですが、その理論を理解しようとすると大変です。
私が間違っているかも知れないが、敢えて単純化してみます。
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2009年10月25日
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