ご存知、ポンドを売り浴びせてイングランド銀行を破産させた伝説の男、大投資家(兼投機家)のソロス氏による恐ろしいタイトルの本です!?
(右側はその後に出た続編ですが、今回の書評とは関係ありません。)
と言っても、超バブルはリーマンショックで崩壊してしまいました。
氏がこの本を執筆したのが08年1月から3月のべアスターンズ危機の頃と思われます。
サブプライムショックは既に始まっていて、今回は通常のバブル崩壊とは異なり、住宅ローンバブル崩壊と共に超バブルの崩壊が起こると予測して、ピタリと当てています。
但し、この本が邦訳されて出版されたのが9月ですから、まさに超バブル崩壊の直前であり、この本のお蔭で逃げられた人は日本にどの程度いたかはわかりません。
超バブルはレーガン大統領の80年代に市場原理主義が跋扈した頃から始まっていて、バブル崩壊後の日本の低金利がもたらした円キャリートレードも貢献した過剰なグローバルの信用膨張だそうです。
(氏は市場原理主義否定論者です。でも、市場原理主義で大儲けした!?)
サブプライムショックが引き金となって超バブル崩壊をもたらすと断言しています。
さすが!としか言いようがありません。
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2009年09月21日
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