7月1日から資産形成プログラムを改定
三菱UFJeスマート証券が攻めています!
7月1日から「資産形成プログラム」のPontaポイント還元率を引き上げると発表しました!
私が見たところ、一部の層にとっては逆に改悪となるような内容も含まれているし、そもそもの制度設計が細かいことも含めて改定内容も少々わかりにくいですね。
通常銘柄では一部改悪あり!
多くの銘柄が含まれる「通常銘柄」も還元率0.24%になる月間保有額が3000万円超から1000万円超に引き下げられる等改善が含まれています。
しかしながら、ボリュームゾーンではないかと思われる月間保有額100万円超1000万円未満の層にとっては還元率0.12%から0.10%に引き下げられ改悪となります。
今回の改定で改悪となる部分はここだけだと思いますが、一部ではなさそうな?
(信託報酬販社分が0.24%以下の低コストインデックス投信は「通常」扱いされないので無関係です。)
プレミアム銘柄Aは人気アクティブ投信に高還元付与!
新設される「プレミアム銘柄A」には保有額1000万円未満で0.2%、1000万円超で0.4%の高還元を付与します。
対象は10銘柄ですが、インベスコ世界厳選株式オープンを筆頭に人気のアクティブ投信を揃えています。
当然最大で0.4%を還元するなら信託報酬販社取り分だけでそれを上回らないと証券会社が損してしまうので低コストインデックス投信は入って来ませんね。
プレミアム銘柄BはSlim含むMUFJアセット12銘柄が対象!
今回改定の肝となるのが新設される「プレミアム銘柄B」でしょう。
全てMUFJアセットが運用する12銘柄で、「eMAXIS最適化バランス」シリーズが5本(還元率は全て0.24%)、slimシリーズが7本含まれています!
slimシリーズだけを抜き出します。
ファンド ポイント還元率
Slim 全世界株式(オール・カントリー) 0.0175
Slim 米国株式(S&P500) 0.028
Slim 全世界株式(除く日本) 0.0175
Slim 国内株式(日経平均) 0.055
Slim バランス(8資産均等型) 0.24
Slim 新興国株式インデックス 0.059
Slim 国内株式(読売333) 0.055
これらのslimシリーズ7ファンドに関しては信託報酬販社分を全還元しているので、松井証券の還元率に並んで業界トップになります。(SBIもほぼ同じですが還元は0.05%止まり)
しかし、slimシリーズの中でも先進国インデックスや国内株式(TOPIX)等は何故か含まれていないので網羅されている訳ではありません。
理由は不明ですが、自社系列のMUFJアセット12本だけを「プレミアム銘柄B」に指定して販社取り分を全還元するのは、MUFG傘下で横の連携が強まった好影響でしょうね。
(販社分を全還元しても、委託会社も運用会社もグループ企業なので残りの信託報酬はMUFGに落ちる訳です。)
基本的に低コストインデックス投信は旧来から「当社指定銘柄」扱いでポイント付与率は0.005%に過ぎませんでした。
他の低コストインデックス投信(と上記に含まれないslimファンド)の扱いは今後も変わらず0.005%付与のままと推測され、大きく差別化されることになります。
Slimファンドの多くにポイント満額付与は好改定!
改定内容も多くてわかりにくいのですが、Slim7ファンドが販社取り分満額付与の還元率に改定されることは好感です!
インデックス投信が中心であれば通常銘柄の一部改悪も関係なく気にすることはありません。
例えば、10兆円ファンドのslimオルカンとS&P500は多額を保有している人も少なくないでしょうし、今後はポイントが付くようになったeスマ証券で買い付けや移管という選択肢も出来ましたね。
これらの好改定も旧auカブコム証券が傘下に入ったMUFGのパワーによるものですね。
国内株式手数料も(一部条件ありで)無料化に踏み切ったし、明らかに攻めの姿勢に転じた三菱UFJeスマート証券の次の一手にも期待します!
