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  • 金融庁のFXハイレバ規制案が公表されました!段階的施行でレバ25倍実施はまだ2年先! | 経済的自由の実践投資備忘録

    金融庁のFXハイレバ規制案が公表されました!段階的施行でレバ25倍実施はまだ2年先!

    タイミングが良いと言うか悪いと言うか、昨日付けでバクチ規制の風営法施行案!?、もとい、金融庁がFXレバ規制の具体案を発表しました。
    (関係各所にヒンシュクを買いそうですが、単にボケたいだけなのでご容赦を)
     
    詳細はこちら→http://www.fsa.go.jp/news/20/syouken/20090529-3.html
     
    要約を要約すると、
    ①顧客保護(ロスカットルールが十分に機能せず、顧客が不測の損害を被るおそれ)
    ②業者のリスク管理(顧客の損失が証拠金を上回ることにより、業者の財務の健全性に影響が出るおそれ)
    ③過当投機
    の観点から問題があると考えるので、準備期間と経過措置を経て最大レバ25倍までの規制を設ける。
     
    ●公布から1年間は準備期間とし規制はしない
    ●公布から約1年後にレバ50倍(証拠金倍率2%)までの規制を実施
    ●公布から約2年後にレバ25倍(証拠金倍率4%)までの規制を実施
     
    公布日は決定されていないようですが、6/29まで意見を受け付けているので、8月頃に公布予定かなと。
     
    また、この案から更に条件を厳しくして公布することもないと思われます。
     
    となると、1年以上先にレバ50倍から規制がスタートするので、取り敢えず慌てる必要はなくなったかも知れません。
     


    特に海外業者を慌てて検討していた方は余裕ができたのではないでしょうか。
     
    英語が全く駄目でイーバンクの条件改悪で大騒ぎしていたような方、直ぐにカスタマーサポートの対応が云々と騒ぐ方は、海外業者なんて大変ですからよく考えた方がよいと思います。
    (いきなりの条件改悪・横柄な対応なんて当たり前ですよ。)
     
    昨日私が役所の通常のやり方はこのような段階的な締め付けだと書きましたが、今夏にも25倍実施から緩やかな対応にしたのは、個人投資家の多くが反対の声を挙げたことも大きいのではないでしょうか?
     
    まだ案の段階ですし、1年後・2年後には金悠長も認識を変える可能性もあり、意見していくことは大事だと思います。
     
    いやね、この人達は本当にわかって規制案を作っているのかと思える記述があるのですよ。前置きのところで、
     
    「最近、内外の金利差が縮小してきていること等から、・・、高レバレッジ化が進展してきています。」
     
    個人投資家でこんな認識を持っている人がいますか?
    金利差縮小→スワップ減少→ハイレバ取引になるんですかね?
    多くのスワップ派がハイレバのスキャルバーに転向したのでしょうか?
    それとも、金利差が縮んだ分レバを何十倍にしてスワップを取りに行く人が増えたとでも?
     
    彼らはわかっていないと断言します!
     
    役人さん、深夜タクシーで帰るまで霞ヶ関に引き篭もって書類と格闘していないで、定時で帰ってFXバクチをちょっとやってみなって。(百聞は一見に如かず!)
     
    一旦遠のいたものの、業者の新規参入は減るでしょうし、自主的に早めにレバを下げてくることも考えられるし、個人投資家も取引手法を変更して取引量が減少することも考えられます。(それが金融庁の狙いでしょうけど)
     
    特に業者の撤退や吸収合併は増えてくると考えておいた方が良いのではないでしょうか。
     
    ついでにもう一つ金融庁の余計なお世話に一言!
     
    低スプレッド勧告をしてますけど、(天下りを受け入れないなど)コスト削減努力をして低スプを実現している業者や基本的に個人投資家のメリットになることにお上が口を挟むのはおかしいと思いますよ。
    (やっぱり高スプや仕組み上手数料を廃止できない業者の保護かと疑ってしまいます。)
     
    問題意識はよくわかるしハイレバよりも大問題だと私も思います。
     
    規制すべきなのは低スプだろうが高スプだろうが、顧客を欺きわざとスリッページさせて証拠金を抜き取る詐欺行為です。
     
    1つでも発覚した場合には即刻営業停止等の処分を下せば良いのではないでしょうか。
     
    もしやっているならシステム的に仕掛けをしているはずなので、苦情の多い所は専門家を連れてアポなし立ち入り検査をすれば直ぐにわかるのではないですか?
     
    だからスプレッドを拡げろなんて、エリート集団が子供の使いじゃないんですから。
     
    役所のやることを色眼鏡で見過ぎですかね。
    汚れちまったのはどっちだ!俺の眼か?霞ヶ関か?
    (こんなオチになっちまいました。)
     
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    コメント

    1. bbctv より:

      太助さんのヨミ、どんピシャでしたね。
       
      「金利差縮小→スワップ減少→ハイレバ取引」という現状分析をすること自体、明らかにバクチをしていないですね(笑)。
       
      あるとすればペッグ通貨のスワップ運用ですが、それをターゲットにハイレバ規制しているとは考えにくいですし。
       
      FX業界の官製不況だと以前に書かれていたと思いますが、2年の期間を取ったのはこの批判を回避するところもあると思います。
       
      でも結局は淘汰が始まると大手に顧客は流れますから、表面上反対している大手業者も実は内心賛成みたいなところもあるのではないでしょうか。
       
      アフィリエイターが、海外業者へ積極的に誘導しはじめると、業者も焦り始めて面白いかも知れません(笑)。
      太助さん、こんばんは。
       
      リンク先、見てきました。
      ん-、どうでしょう(?_?)
       
      何だか、上方修正、下方修正も
      随分と含みを持たせた書き方のように
      感じられたのですが。。。
       
      まあ、始まってみないと解らないに
      100ルピー☆(冗談デスノデ)

    2. 太助 より:

      なぞペンさん、
       あまりの反対ぶりに押し切る根性もなかったのでしょうね。
      規制を強めれば大手に有利なことは間違いないのですが、特徴ある業者まで淘汰されてしまうことが心配ですね。(SAXO系とか)
      海外業者が日本円での証拠金預け入れ可、かつ、国内の銀行口座が振込先(=取引までに余計なコストが一切発生しない)なら、私も躊躇しないんですけどね。
        bbctvさん、こんばんは。
       >随分と含みを持たせた書き方のように
      そうですね。結論先送りです。(笑)
      いかようにも変えてくるし、逆に言えば押し返せる可能性もあると思います。
       >始まってみないと解らないに
      金融庁の考えもこれに近いのではないでしょうか?
      使う方も業者撤退に注意しつつ、ゆっくり様子を見れば良いかと・・。
      業者さんはそうも言っていられないと思いますが・・。

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