日経によると、来日中のメキシコのカルデロン大統領が2010年のGDP成長率が少なくとも4%以上になると述べ(09年は▲7%程度)、メキシコがBRICsと同等かそれ以上の競争力を持つとして、メキシコの「M」を加えた「BRIMC(ブリンク)」という概念を提唱したようです!?
BRICs4カ国はそう呼んでくれと頼んだわけではないし、大統領!、自称BRIMCはちょっと苦しいかと・・。
失礼ながら、その程度の国は他にた~くさんあるし・・。
BRICsに匹敵すると言われる本命はインドネシアでしょう。
こちらの呼び方も盛り上がってはいませんが、インドネシアを含めてBIICsという造語もあるようです。
(インドネシアは自称していないと思いますけど・・。メキシコとの国民性の違い?)
あれ、でも1カ国入れ替わっていますね・・。
ロシアが抜け落ちている・・!
昨日発表されたロシアの09年GDP速報値は対前年比▲7.9%でした。(98年のロシア通貨危機以来のマイナス成長)
ロシアの株価は割と堅調ですが、ロシア経済は内需も弱く決して順調とは言えません。
一方、内需が堅調なインドネシアは、12月の輸出額が対前年同月で5割増えて、1957年の統計開始以来最高を記録したと発表しました。
BRICsの中でのロシアの出遅れ(?)は指摘されていますが、だからこそ新興国の大手の一角に入るチャンスだと思う国も出てくるのでしょう・・。
メキシコも国土が広く、人口も1億人だし、平均年齢が若いし、地理的にもブラジルからは少し離れた中米だし、大国になる可能性は秘めていると思いますけど・・。
今後も新興国の力関係は若干入れ替わりつつも、世界は多極化してよりフラットになっていく可能性は感じます・・。
米個人消費支出が昨日発表され、12月はプラスになりましたが、09年通年では前年比▲0・4%で、マイナスはなんと1938年以来71年ぶりです!
これらは全て昨日発表された数字ですが、何かを感じませんか?
「100年に1度の危機」とは大袈裟だと言われつつも、70年間ずっと膨らみ続けた米個人消費が2009年はマイナスを記録しています・・。
20世紀の超大国の曲がり角のシグナルだろうか?
(後から振り返らないとわからないけど、それではアナリストにはなれても投資家にはなれない!?)
方向性は多極化以外の何者でもない!?
地殻変動は起きているのだろうか?
50年後に、アメリカ大陸の雄が、米国ではなく、ブラジルあるいはメキシコになることは有り得ないと誰が言えるのだろうか?
考えてみてください。
20年前に誰が、20年後にアジアの雄が○×△□・・・。(語尾は濁しておきます!?)
だから、固定観念や過信は邪魔なだけだ!
[P.S.]オセアニアの雄(?)の豪ドルは予想外の金利据置で、取り敢えず発表直後は売られているようです。
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