インフレ懸念が拡がる新興国!中国・ブラジル・インドの利上げと前後の市場反応に注意!?

デフレジャパンの中に居ると温度差が生じてしまいますが、世界的にインフレ懸念が拡がっています。
欧州でも今年中に利上げなんて予想が出てきているようですが、新興国は利上げラッシュとなりそうですね。
 
私個人は全般的に新興国の株価は利上げに負けずに上昇基調ではないかと予想していますが、利上げ前後の株価のリアクションは観察しておいた方が良いかも知れません。
サプライズ利上げは少なく、利上げ予想が事前に高まるので、その噂にどの程度反応して下げるのか?、実際に利上げされた直後の反応はどうか?、その後上昇基調に戻るのか?は要チェックかと。
 
私のイメージは噂を織り込み軟調推移となり利上げ直後も下げで反応するかも知れないが、その後は割と強い上昇基調になり、年間通しては上昇で終わるのではないかと・・。
楽観的過ぎるかも知れないが、一応根拠は昨年も一年中引き締め懸念があり株価は横這いだったので、基本的な所は既に織り込んでいるだろうと。
 
ブラジルが日本時間で今朝の引け後に、政策金利を0.5%引き上げて11.25%にすると発表しました。
株価ボベスパ指数はこの噂で1.2%下げたが、通貨レアルは好感して上昇しました。
予想通りの上げ幅なので、今夜事実で株価が更に多少下げても、引き摺らずに来週あたりは上昇基調に戻れば、今年の今後の利上げにも過剰反応しないのではと推測します。
また、インフレの元である商品価格の上昇は資源国のブラジル株価にとって、基本的にはメリット>デメリットだと思います。
 
中国は本土市場が年明け後も軟調ですが、香港市場は12月後半から現在まで上昇基調を維持しています。
1月14日にも預金準備率を引き上げ、過去2カ月余りで4回上げていますが、株価は下げていません。(上海ではなく香港は!)
次は利上げとの噂ですが、過剰反応せず若干下げても直ぐに上昇基調に転じれば今年は期待できるかな~と。
 
ちょっと心配なのはインドですね。
年明けから下げまくっていますが、インフレ・利上げ懸念もその大きな理由の1つのようです。
インドの政策金利発表は1月25日で、利上げが予想されています。
利上げが今年1回で終わる訳がなく、段階的に数回あると予想されるのは新興国共通です。
 
中国・ブラジル・インドの今年1回目の利上げとその前後の市場のリアクションを観察すれば、新興国株の利上げ抵抗力が見えてくるかなと思います。
 
1回目でヘナヘナになると先が思いやられますからね。
 
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