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    米国S&P500・中国H株・インドNifty先物連動ETFが東証に上場予定!ワールドクラスの低コストは買い!?

    日銀の金融緩和、米国株5カ月ぶりの高値、ブラジル債券への金融課税が4%にアップ、ボベスパ指数が再々度70,000突破、尖閣問題・・・、と書くネタには困らないのですが、全てを吹き飛ばしてくれた(私にとっては)驚きの情報がコレ!
     
    日興アセットマネジメントが10月29日に外国株指数に連動する3つのETFを東証に上場します!
     
    コード 銘柄名                       対象指標
    1547 上場インデックスファンド米国株式(S&P500)     S&P500指数
    1548 上場インデックスファンド中国H株(ハンセン中国企業株) ハンセン中国企業株指数
    1549 上場インデックスファンドS&P CNX Nifty先物(インド株式) S&P CNX Nifty指数先物
     
    [対象指数の説明]
    S&P500指数:ニューヨーク証券取引所(NYSE Arca、NYSE Amex)、NASDAQに上場する代表的な500銘柄で構成。
    ハンセン中国企業株指数:香港証券取引所のメインボードに上場する中国本土企業で、時価総額、流動性の高い40銘柄で構成。
    S&P CNX Nifty指数先物:S&P CNX Nifty指数を原資産とする、シンガポール証券取引所におけるS&P CNX Nifty指数先物の直近限月の清算値。S&P CNX Nifty指数は、インドのナショナル証券取引所に上場する時価総額、流動性の高い50銘柄で構成。
     
    これを見て今更こんなETFと思う人は国内事情を知らな過ぎでしょう。
    インドETFは確かに野村が既に出していますが、S&P500と中国H株は日本初です!
     


    ETFでBRICsを4つ揃えたと謳う運用会社もありますが、日本に既に2つある中国ETFは上海株連動でした。(日興も出しているんだけど・・。)
     
    香港市場の中国H株は上海とは異なる動きをするし、日本人で中国の個別株投資をする人は香港市場で買うので、中国株指数と言えば上海より香港のH株をまず連想するでしょう・・。(私だけ?)
     
    このETFを出しただけでも評価に値するのですが、驚くべきは世界最安かも知れないその圧倒的低コスト!
    [信託報酬(税込)]
    S&P500指数     0.1685%
    中国H株指数     0.5775%
    インドNifty指数先物 0.5775%
     
    米国S&P500の0.2%を切る信託報酬も驚きですが、新興国BRICsの2カ国が信託報酬0.6%を切っている!!!
    ドンキホーテ流に言えば、驚安!
    (因みに、野村のインド株ETFは信託報酬0.9975%)
     
    では、純日本ドンキホーテのこてこてデフレが外資ウォルマートに勝てるか比べてみましょう。
    (国内ETF vs 海外ETFって意味です。)
     
    日本で買える海外ETFで対象国が同じで信託報酬が一番低いものを拾ってみます。
    対象国 略称(ティッカー)           信託報酬
    米国  Iシェアーズ® S&P 500(IVV)      0.09%
    中国  ハンセン・エイチ・シェア(香港02828)  0.60%
    インド リクソーETF MSCI インディア(香港02810)0.85%
     
    さすがに本場米国の自国市場のETFにはコストで適いませんが、なんと中国・インドに関しては日興の国内ETFの方が低コスト!
    例えば、エイチ・シェアと同じ運用会社が出している香港ハンセン指数連動ETFなら0.1%の低コストETFがあります。(つまり、世界の低コスト運用会社が頑張ってもH株なら0.6%が限界とも推測できる。)
     
    インドはNifty指数連動ではありませんが、どの指数でも中国よりも高めで1%近い信託報酬が世界標準だと思います。(香港とインド市場の違い!?)
     
    おそらく、日興が今回シンガポール市場のインドNifty指数の先物に連動させたのはインドETFで0.6%を切る信託報酬を実現するためにはインド市場の中に入って行けなかったのでしょう。
    従って、指数の連動性を含めて様子を見たいところですが、インドで0.5775%の信託報酬はおそらく世界最安だと思います。(インド国内だけの商品は知らないけど)
     
    今回の3つのETFはまさにワールドクラスの低コスト!
     
    日興AMが野村に対抗して上海A株ETFのパンダを信託報酬0.9975%で出した時には、野村と同商品でコストもピタリと同じでいかにも日本的でダメだこりゃと思いましたが、MSCIコクサイ&新興国連動ETFを低コストで出してからは明らかに方針が変わりましたね。
     
    世界でも負けない商品をという意気込みが感じられて、日本国内で今一番期待できるETF運用会社だと思います。
     
    後は実際に上場されてから流動性や指数との連動性を確認したいところですが、MSCIコクサイ&新興国と似たような状況なら、多少上方に乖離してもさっさと買うのも1つの方法だと思います。
    (なんせインド投信を普通に買えば1年目で5%を持っていかれますから!)
     
    中国とインドのボッタクリ投信は日本にもう必要がないと断言できるような運用を日興さんに期待します!
    それと、次はブラジルETFを0.5775%で出してね!
    (野村さんところのが連動しなくて困っています!?)
     
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    コメント

    1. 吊られた男 より:

      自ブログ記事の紹介になりますが、2010年3月時点の諸外国のファンドと比較すると、インド国内物を除くと0.5775%は最安値のようです。

    2. 太助 より:

      そうですよね。
      野村のETNより商品設計に優れていそうだし、画期的なことだと思うのですが、盛り上がりは今一つ?
      日興が上手く(世界標準で普通に)運用してくれることを願います。
      3%の投信購入手数料を疑問なく払ってしまう人は自分で調べようとしない人が多いので、ドル箱BRICs投信の売れ行きには影響ないのでしょうね・・。

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