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  • アセアン諸国のタイとマレーシア株価指数に連動するETFが5月12日に東証上場! | 経済的自由の実践投資備忘録

    アセアン諸国のタイとマレーシア株価指数に連動するETFが5月12日に東証上場!

    野村アセットマネジメントが5月12日に、な・なんとタイとマレーシアの株価指数に連動するETFを東証に上場します!
    世間的にはニッチであまり受けないことはわかっているのですが、私は大歓迎です!
     
    概要は以下の通り。
     
    NEXT FUNDS タイ株式SET50指数連動型上場投信
    ———————————————–
    コード:1559
    対象指数:SET50指数
    信託報酬:年0.5775%(税込)
    最低投資金額:1口2千円程度
    ———————————————–
     
    NEXT FUNDS FTSEブルサ・マレーシアKLCI連動型上場投信
    ———————————————–
    コード:1560
    対象指数:FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数
    信託報酬:年0.5775%(税込)
    最低投資金額:1口4千円程度
    ———————————————–
     
    ●BRICsのETFを出した後に個別の新興国に展開してきた!
    評価すべき点は、野村がBRICs4カ国のETFを揃えた(中国は上海株連動だけど)後に、先進国ではなく新興国に展開してきたこと。
    英・独のETFから出せとの意見もあるでしょうが、新興国フリークの私は大歓迎!
     


    ●アセアンでまとめずに、国毎に連動させた!
    新興の小国になると、アセアン全体でまとめたくなるものですが、タイとマレーシアの国別にETFを組成したのはエライ!
    私は国別比率を勝手に決められるのが大嫌いなので、アセアンETFなんて要らない!
    (アセアンの投信は持っていますが、信託報酬は2%近いし、選択肢が少なかった。)
    アセアンなら、シンガポールや今流行のインドネシアの方が受けは良いと思いますが、最初に出ないということは作りにくいのでしょうかね?
    アセアンに限らず、トルコやアルゼンチン等の新興国の国毎にETFを出して欲しいですね。
    (全体一まとめタイプは日興さんに任せておけば宜しい!)
     
    ●信託報酬が世界レベルの低コスト!
    米国で上場しているiシェアーズのタイETFが0.65%、マレーシアETFが0.56%の信託報酬ですから、野村の0.5775%は同等レベルです。
    新興個別国で0.5%台の信託報酬なら文句はありません。
     
    ●最低投資額が2千円からで買い易い!
    株式ポートフォリオの中心がタイやマレーシアなんて人は少ないでしょうから、新興小国の場合は最低投資額が1万円でも買いにくい場合もあると思います。
    その点は野村も考えているようで、タイのETFは最低投資額は約2千円に設定されるようです。
    これなら、毎月タイのETFを2千円だけ積み立てるなんて方法も可能になります。
    手数料を考慮すると毎月2千円だけ買うのは現実的ではないと思った方は勉強不足ですね。(ヒント:松井証券)
     
    褒めまくったところで、野村さんに今後改善を望むことを2点。
     
    ●BRICsの信託報酬 年0.9975%を引き下げるべき!
    南アを含めて新興5カ国のETFの信託報酬をこれまで年率0.9975%(税込)で設定してきました。
    タイとマレーシアを0.5%台で出せるなら、あまりにも不釣合いで、過去競争が少ない時代に設定されたBRICsの1%近い信託報酬は引き下げるべきでしょう。(じゃないと、取れるところから取るスタンスは野村の投資信託と同じかと思われますよ!)
     
    ●基準価額との連動性を高めるべし!
    既に上場しているBRICsのETFは基準価額との乖離も大きい。
    (常に上方乖離するのではなく、マイナスにも大きく乖離するのはメリットかも知れないけど。[笑])
    今回のタイとマレーシアも信託報酬が低くても、信託報酬10年分に相当する5~6%の乖離が生じれば商品としての魅力がなくなる。
    現にその程度の乖離は(野村に限らず)既存ETFで当たり前のように生じている訳で、連動しないのは欠陥商品との意識を持って運用して頂きたい。
     
    ETFの新規上場は天井サインの可能性もあるので気を付ける必要はありますが(笑)、皆さんもタイやマレーシアのことを調べて月数千円なら購入を検討してみては如何でしょうか?
    (日本人がアルゼンチンのことを調べて理解するのは大変です。)
     
    地理的に中国とインドに挟まれたアセアン地域はとても恵まれていると思います。
     
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