米国債格付見通しをS&Pがネガティブに引き下げ!&パチンコ節電よりディズニーランドの福島移転!?

先日、千葉浦安にある東京ディズニーランドが再開されたとのニュースを見ました。
さぞ子供達は喜ぶだろうし結構なことだと思っていたら、開園と同時に猛烈に走り寄って真っ先にミッキーに抱きついていたのは、どう見てもオバサンでした・・。
(行動パターンが他人押しのけスーパーで買い占めと同じやん!)
 
いやいや別にミッキーは子供達のアイドルだけではなく、オバサンからも愛されて結構なのですけど、「ミッキー!会いたかった~」のハグは子供ならいいけど、ネズミとヨン様を間違えてないかとちょっと引きましたね。(笑)
 
一方、東京都知事は節電のために自販機とパチンコは必要ないとやり玉に挙げましたが、78歳のお爺ちゃんが嫌う対象でたまたま目に付いたものだけ悪者扱いするのは如何なものでしょうか?
 
断っておきますが、私も自販機とパチンコの電気を止めてしまえに基本賛成ですが、それなら類似の「不要不急」電力浪費物もやり玉に挙げるべきでしょう。
主にオジサンの娯楽パチンコで電気を使うのは駄目で、オバサンにも人気のディズニーランドは許されるのか?
大人の娯楽パチンコは悪で、子供の娯楽「ねずみの国」は善なのか?
 


パチンコはぼったくりのギャンブルだって?
ディズニーランドも1日6千円のぼったくりだし、経営努力外の子供手当効果で便乗値上げしてるっちゅうの!
 
東京ドームの10倍の電力消費と言われるディズニーランドが国民的娯楽施設なら、都心近くの液状化埋立地で高い料金で運営する必要はないし、福島原発の近くで放射能汚染で農業ができない田畑を買って移転してもらえば、関東の節電にもなるし、何よりも福島の復興に寄与する!
 
まあパチンコ屋のど派手なネオンは美観の点でも止めさせる方がいいと思いますが、ラスベガスのカジノかと思うほど煌びやかなネオンは地方のパチンコ屋の方が酷いですけどね・・。
 
さて、本題です。
プアなスタンダード、もとい、スタンダード&プアーズが米国債の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げました。
 
やっと出ました!
米国の格付け会社は、日本等の他国の評価には厳しく、自国の米国には甘いと揶揄されてきましたが、今後2年以内に3分の1の確率で米国債の長期信用格付けを現在の最高水準「トリプルA」から引き下げる可能性があるとしています。(←これでも甘過ぎと思うけど)
 
これでドルが売られてユーロが買われると思いきや、タイミングの良いことに(?)ギリシャの債務不安で昨日はなんと昨年11月以来の対ドルでのユーロ下落率になりました。(不思議なもんですよね、この絶妙なタイミング!)
米国株を中心に世界的に株価も下落してほぼ全面リスク回避の動きとなり、リスク回避のドル買い=キャリーの巻き戻しもドル高に寄与したようです。
 
S&Pが1941年の格付け開始以来で初めての米国債見通し格下げにインパクトはありますが、このネタで2日も3日も下げ続けるとも思えず、裏を返せば、今後数ヵ月で米国債がAAAから格下げされる可能性は低いとも取れる訳で・・。
 
欧州の債務懸念の再燃と合わせて先進国全体の財政不安が意識され、中東の民主化デモ・日本の原発問題・中国等の新興国金融引き締め懸念がいくつか重なってくると大きなリスク回避に発展するかも知れませんね。(日本発は勘弁ですけど・・。)
 
「米国債はAAAを維持できない」に一票を投じる私としては、今回の見通し引き下げは短期的な話ではなく、米国の長期的な地盤沈下の始まり(警告)に過ぎないと思います。
 
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