4月です。新年度です。
円安株高の昇り基調で新年度に突入してきましたね。
そんな中、第一生命が株式会社として本日東証一部に上場します。
新興市場のよくわからん会社のIPOとは訳が違います、誰もが知っている有名巨大企業の上場です。
生命保険という業種に投資したり分散したいというニーズがあっても、殆どが相互会社の形式を取っているので難しかったのですが、それが可能になるという意味でも単なる大企業の上場以上の注目が集まります。
(もう遅い・用なしという話もありますけど!?)
第一生命の保険契約者のうち、120~130万人が既に株を受け取って、上場後の株主はNTT上場時を上回って国内最多になると言われています。
株ではなく現金で受け取って消費に廻る分も多いと見られ、第一生命のばら撒き給付金(?)でGDPを0.1%程度押し上げるとも言われています。
(麻生さんもビックリ!?)
このようなお化け上場なので、東証もアローヘッドの威力の見せ所だと思うのですが、立会は午後1時に行い始値決定後直ちに売買立会を終了する等の特別措置が取られています。
売り出し価格は14万円ですが、おっと午後1時に16万円ピッタリで寄り付きましたね!
問題は、明日以降の売り圧力がどの程度強いかでしょうか?
株なんてやったことない、いや保険は大好きだけど株大嫌いという人達にも沢山割り当てられた筈です。
よくわからんけどずっと持っておこうと考える(考えない?)人も
いれば、よくわからんけど売り出し価格よりは上がるっちゅう話だから少し様子見て売ろうかなと考える(考えない?)人もいるでしょう。
NTT上場時も、誰でも猿でも儲かると言われましたがそうは問屋が卸しませんでした。
何百万もの人達の目が眩み血眼になっている(?)時は、遠くから離れて見ていた方が無難かと・・。(笑)
14~16万円が高いのか安いのかも、第一生命の売上・利益もPERも知ろうとしない私にはわかりませんが、日本の生命保険の会社ですよね・・。
特別将来性がある訳ではなく(遠まわしに書いたがその逆)、これまでに築いた安定性も今後は疑問符だと思います。
(私なら中国人寿保険を選ぶかな?保険は入れないけど株なら国籍関係なし!?)
そうは言っても、第一生命上場で大手生保の株式をようやく買えるようになり、遠くないうちには日経225銘柄にも当然採用されるのでしょう。
機関投資家や投信は組み入れるのでしょうし、銀行・証券・損保の金融関連株を持っている個人投資家も分散の意味でも組み入れたいと思うでしょう。
中長期での保有を考えるなら、オモチャにされお砂場遊びに使われる期間を過ぎてから(数ヶ月は待ってから)買いに入っても遅くはないと思いますけど。
慣れていない人達が大量に持っているので、売り殺到で異常に安くなるような事態になれば買うチャンスかも知れませんけど・・。
自分で金を払って株を手に入れたら、素人であればあるほど、株が下がれば売れなくなるものですが、割り当てられたら売り出し価格を下回っても損した感覚はないので皆が訳もわからずにさっさと売る可能性もあるかな~と。
さて、100万人以上を巻き込む大企業の大型上場で、例によって一波乱はあるのでしょうか?
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