東証はETF拡大とJDR導入で米英に追いつけるか?

東京証券取引所が3月25日に2008-2010年度の中期経営計画を発表している。

現物・デリバティブの統合サービスによるユニバーサル取引所の実現を図り、
ETFの銘柄数を100に増やす予定だそうだ。

また、インドのタタ・モーターズが今夏にも
JDR(日本預託証券)で東証への上場を予定していることも明らかになった。
(タタと言えば30万円のコンパクトカーを開発し、ジャガーとランドローバーを買収。日本勢もちょっと警戒するインドの自動車メーカー。)

日本の個人投資家が円ベースで日本の証券取引所を通じて世界への分散投資ができる日も近いのだろうか?

私は東証に批判的な記事を以前書いたが、これまでの言行不一致は全くお話にならない。

でも、東証の社長さんの大言壮語に全力で取り組むことに偽りはないと期待したい。


アジアには香港・シンガポールと欧米から金を集められる取引所があるし、上海も何れ外国資本が自由に流入する市場になるかも知れない。
 
日本がアジア
No.1の取引所の地位を築くには生半可ではなく今全力で取り組まなければ、本当に”Japan Nothing”で取り残されるだろう。
日本人投資家にまで
”Japan Passing”されかねない(私が今しているように)。


東証の目は国内の個人投資家よりも欧米の機関投資家の方を向くのかもしれないが、何れにせよアジアに投資するなら全て日本の市場を通せばできるレベルを目指していただきたい。


日本の個人投資家の観点からすれば、
ETFによる国際分散投資、JDRによりアジア主要国・主要企業への投資が国内で可能になれば、海外ETFも投資信託も購入せずに低コストの投資が可能になる。


その為には、腰の重い日本の証券会社をPassingしても外資の
ETFを先にどかどか導入してください。(途端に腰上げて追随しますから)


JDR
(≒日本版の米国ADR)もアジアで結局数社に終われば意味を成さないので、中国は難しいでしょうから、インド・アセアン・韓国・台湾の主要企業の積極的な誘致を期待します。(中国企業が追随せざる得ないように)


大証と同じ商品をぶつけ合うのではなく健全な競争が為されればアジア
No.1の市場も夢物語ではないと思います。


程々に期待して待っていますよ。

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