知らない人はビックリ仰天(死語?)するSAXOの最終兵器のお話です。
SAXO系のHirose Traderでは含み益に対し資金調達利息を貰え、含み損に対しては資金調達コストを取られます。
理屈は理解しなくてもよいのですが、知りたい方はヒロセ通商のHPを参照下さい。 [コチラ]
(何故デメリットのコストだけ説明するのか不思議なのですが、利息は逆になるだけです。)
日々の利率については、LIBORに±0.75%を加算して日々決定されます。
何を言っているのかさっぱりわからない方も多いと思いますので、理屈抜きにザックリ言うとこうなります。
南アランドを例に取ると、現在政策金利が11.5%ですね。
資金調達金利は右側の通貨により決まるので、XXX/ZARを売りから入っている状態とします。
(CHF/ZAR、USD/ZARなど。ZAR/JPYならJPYの0.5%がベースになるが殆ど影響しない。)
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[為替差損益+スワップ益]が含み損の状態の場合:
含み損x調達金利12.25%(=11.5%+0.75%)のコストが取られます。
[為替差損益+スワップ益]が含み益の状態の場合:
含み益x調達金利10.75%(=11.5%-0.75%)の利息が貰えます。
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とザックリ計算されます。
(実際には6月4日で払い12.5%、貰い10.29%となっており、毎日微妙に変わります。)
実際には資金調達利息・コストも毎日含み損益に加減されますので翌日の資金調達金利がこれらにも掛かって来ますが、説明を簡単にするため計算式では考慮していません。
さあ、皆さん、この説明だけでSAXOの資金調達金利がどんな凄い威力があるかピンと来るでしょうか?
口座残高に雀の涙の円金利が付くなんてサービスはお話になりませんよ。
私はものすごく面白い話だと思っているのですが、またマネパの有価証券サービスの記事みたく1人で盛り上がっていると虚しいので、皆さんの反応次第でシリーズ回数と掘り下げ方を変えようと思います。
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