一週間ほど前に秋葉原で25歳の若者が起こした痛ましい事件がありました。
このニュースをあまり見ないようにしているし、新聞の社説と同じようなことをブログに書いても仕方ないと思っていたが、少し書くことにしました。
大阪の池田小の類似した事件から7年後の同じ日に起こった悲劇であること、
日本が世界に誇るサブカルチャーのメッカ・オタクの聖地「アキバ」で起こったこと
に嫌なものを感じた。
アキバはネットの延長線上にあるような街になったと言っても過言ではなく、ホコテンでは日曜の昼間に女性が生着替えをしたりストリップまがいに半ケツを見せたりするパフォーマンスが話題になっていた。
目立つためなら手段を選ばずを許していたことが、類が友を呼び惨劇に繋がったのではないだろうか?
若者よ、矛先を向けるべきは世の中の不条理そのものに対してであり、格闘すべきは己の弱さ・邪悪さに対してだ。
ネットの某巨大掲示板や携帯サイトにボキャ貧で汚い言葉で世間を呪ったところで世間は何も変わらないし、自分を益々荒ませるだけだ。
若者だからこそ新鮮な目で世の中の灰色に気付くし、世の中がおかしいと思い不条理を感じる人だけが世の中を良い方向に変えていける。
世界では社会に対し不満があればデモ行進し要求するし、日本でも大きくはないがデモをして派遣社員の待遇格差改善を求めて闘っている人達もいる。
社会がおかしいと思うなら、ブログでも何でもいいから然るべき言葉と熱意で世間にしっかり伝えなよ。
と、叩けば埃だらけの30代のオジサンがいろいろ書くよりも、
20代で元Def techのMicroが歌う「踊れ」を聞いてください。(「悲しみよ、舞え!」という気分の時にでも)
彼は9・11のテロを目の前で見ていたそうです。
世の中の不条理を見せ付けられても、それを超えてネガティブからポジティブへ向かえと情熱的なメッセージを発する若者がいることに日本の未来も捨てたものじゃないと思えます。
負の経験をポジティブ・ネガティブ、どちらのエネルギーに変えるかは自分次第です。
社会や他人に期待する前に、コントロール可能な自分に期待すべし!
[踊れ] by Micro