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  • 世界的な新聞不況!フランスでは18歳に1年間無料配布!?でもビジネスモデルの変革が必要では? | 経済的自由の実践投資備忘録

    世界的な新聞不況!フランスでは18歳に1年間無料配布!?でもビジネスモデルの変革が必要では?

    フランスのサルコジ大統領が活字メディアの支援のため、18歳の若者には1年間日刊紙を無料で購読できるようにすると決めたそうです。
     
    フランスの地方紙で似たような対策を取り、若者の15%が有料で引き続き契約した実績があるようです。
     
    新聞不況は日本だけではなく、米国でも欧州でも酷いようです。
     
    諸外国のことはわかりませんが、日本では今後新聞の定期購読者は減る一方ではないでしょうか?(現在の不況は拍車を掛けているだけ)
     
    問題はいくつも挙げられます。
     
    ●若者の活字離れ(新聞どころか雑誌も本も読まない)
    ●インターネットでタダでニュースを見られる
    ●駅売店やコンビニで買いたい時だけ買えばよい(土日は読まないなど)
    ●携帯電話代やネット接続料を賄うための固定費削減対象にされ易い
    ●購読料がそもそも高い
    ●購読するとゴミが増える
    ●昔から言われている販売店の強面セールス!?
     


    日本のメディアの質が・・という観点では触れません。(そんなことを考えて購読しない人はレアだと思うので)
     
    やっぱり問題を列挙すると・・、売れませんって。
     
    ネットの無料ニュースには深さがないが、事実や出来事を把握するだけなら新聞よりも早く情報を入手できます。
     
    社説のような記事に対する意見もネットに溢れ返っています。
    (社説のご意見が高尚だと思っている方もいるのかも知れませんが?)
     
    その一方で、昨日の出来事をペーパーに纏めて貰って、毎日自宅に届けて欲しいというニーズがどれ程あるでしょうか?
     
    インターネットで一瞬で情報が流せるのに、紙に印刷して全国に配送して販売員さんが朝早く各家庭に届けるというビジネスモデルが永続するとは私には思えないのですが・・。
     
    全国に販売店を抱え多くの雇用が維持されていることは理解しますが、当然高コスト体質になり新聞の購読料を下げることは出来ないでしょう。
    (でも、巨人戦の野球チケットや洗剤などの販促費分下げてくれ!)
     
    また、購読するにも融通がきかない。
    例えば、私の地域で日経新聞を購読しようと思えば、朝夕刊セット(4,383円/月)しか選べません。
     
    新聞社はネットの無料ニュースはその程度のものとして内容を差別化しているつもりでしょうが、有料と無料(=天と地)ほどの差は感じません。
     
    ところが、産経新聞がとんでもない試みを始めました。
    iPhone/iPod Touch向けに新聞紙面そのままを無料で閲覧できるようにしました。
    私はTouchを持っているので、月購読料2,950円の日刊紙を無料で読めてしまいます。
    (iPhone/ Touchを持っている人にはオススメですよ。産経さんのやっているサービスなので堂々とタダ読みできます。)
     
    一歩間違えれば自分の首を絞めるだけになりかねませんが、いつ有料にするかは決まっていないようです。
     
    産経の取り組みのように、紙媒体は残しつつ、有料ネットニュースという方向に持っていくしかないでしょう。
     
    単純に紙面をそのままネットで見られるようにして購読料を紙媒体より劇的に下げるか?、現状の無料ニュースにログインして見るような有料情報を付け加えていくか?
     
    私も含め日本人は情報はタダという意識が強いですから、現状の充実した無料ネットニュースに付加価値を付けて金を払わせるのは容易ではないのかも知れません。
     
    私のブログも無料だから怒られずに読んで貰える!?
     
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