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  • 一癖ある中日落合、元代行のヤクルト小川に見る、強いチームを作るには誰も賛成しない人を監督に選べ! | 経済的自由の実践投資備忘録

    一癖ある中日落合、元代行のヤクルト小川に見る、強いチームを作るには誰も賛成しない人を監督に選べ!

    野球ネタです。
     
    過去7年間全てAクラスで優勝も日本一も経験した落合監督の解任が発表された後、中日は驚異的な勢いで勝ち続けヤクルトを抜いて逆転優勝でセリーグを制するのはほぼ確実な状況です。
    優勝争いの真っ最中に解任を発表した球団は批判されましたが、B級夕刊紙が指摘するような、監督がやめるから選手のモチベーションが高いという邪推もあながち間違いではないようにも思います!?
     
    何故結果を残し続けた監督が解任されるのかと批判する声も沢山ありましたが、私はよく8年も続けさせたものだと逆に感心します。
    落合野球に対する数々の批判に私も概ね賛成であり(日本シリーズでの完全試合目前のピッチャー降板、選手の怪我の状況まで隠蔽する、点差が充分にあってもせこくバントする等)、プロだから勝ってなんぼと考える方には評価が高いようですが、プロだから勝つことに“+α”があってなんぼと考える私は名古屋ドームに落合野球を見るために足を運ばない中日ファンと同様に監督として評価はできません。
     
    勝ってなんぼは逆に高校野球であり、星稜高校時代の松井が5打席連続敬遠されようが、観客や世間が高校生の部活動を勝手に楽しんでおいて高校生らしくないとか批判する資格はない!
     
    プロ野球は勝つだけではなく魅せるものであり、5打席連続敬遠が勝つために有効な采配であったとしても、そんな野球が評価されるべきではない!というのが私の考えです。
     


    しかしながら、決して強くなかったBクラスのチームを引き継いで8年間毎年優勝争いをしていることは、落合監督の手腕と無関係であると主張するのは無理があり、勝つことが至上の目的なら素晴らしい監督なのでしょう。
     
    落合監督は現役時代も三冠王を3度取りバッティング技術には誰もが一目を置く選手ですが、4球団を渡り歩いても監督に迎える球団はありませんでした。
    一癖も二癖もあることは監督になる前からわかっていて、それでも監督に迎えた中日は(勝つためには)英断だったと思います。
    巨人にも選手として所属しましたが、巨人の落合監督なんて絶対に有り得ないと思います。
     
    「名選手名監督にあらず」の失敗を挙げればキリがありませんが、名選手でもいやあの人はちょっと危険(?)と周りが誰も賛成しないような人を監督に据える勇気が球団にあって、成功した例かなと思います。
     
    一方、最後に中日に抜かれましたがセリーグを独走し続けた小川監督は、昨年ヘッドコーチから昇格して代行監督になり、低迷していたチームを立て直し好成績を収めました。
    それでも、代行だからオフシーズンには新監督を迎えるような動きもあり、球団の愚かな判断に驚きましたが、結局代行の肩書きは外され今年から正式な監督になり、Bクラスが定着していたヤクルトの誰も予想しない独走が始まりました。
     
    人気選手だった古田捕手の兼任監督で話題も作った球団ですが結果は伴いませんでした。
    どうも名前や人気で監督を連れてくる傾向が見られますね。(ヤクルトに限りませんが・・。)
     
    上手く行っている時は組織を無闇にいじらないのは鉄則だと思うのですが、何故代行監督が素晴らしい実績を残したのに迷う必要があったのでしょう?
    小川監督の現役時代の成績を見ると、通算打率.236でレギュラーに定着していたとも言えず、選手の実績としては落合と比較のしようもない。
     
    でも、ヘッドコーチをやっていたのだから指導者としての実績はあったのだろうし、球団は仕方なく代行監督にしたかも知れないけど、そこで実績を残せば監督を続けさせるのが当然の判断だと思うのです。
     
    現場を知らない球団のお偉いさんが集まって監督を誰にしようかと会議をしても、サラリーマン経営者にポテンシャルを見抜く能力なんてないんだから、ヤクルトなら「古田」「荒木」「栗山」辺りの知名度あるOBか、サプライズでノムさん復活くらいしかアイデアなんてない訳よ!?
     
    サッカーで言えば、モウリーニョもザッケローニも選手としての実績なんか全くなくても結果を残せばステップアップするシステムがあるのに、日本の野球では代行として好成績を残しても切られかねないことが、野球に限らず結果や実力本位ではない日本のダメ人事を物語っているように思います。
    (それでいて、巨人なんて監督の人材が他にいないから来年も・・・なんて言われている訳です!?
    二軍監督とかコーチとか、監督を育成するにも見抜くにもチャンスはいくらでもあるはずだけど・・。)
     
    野球に限らず、凡庸な上層部にポテンシャルを見抜いた抜擢人事なんて出来ないんだから、期待してなかったがたまたま上手く行ったことは変えない(一体誰なの?小川監督の偶然!)、皆が納得する人気のある人はせいぜいオール4の凡庸だから敢えて外し、一癖あるが一芸も間違いなくある人材(選手としても超一流の落合監督!)を抜擢するようなリスクを取った一本釣り人事が今の日本には必要ではないかと思います。
     
    広島と横浜もヤクルトのように飛躍すればセリーグも面白くなると思いますが、勝ちにこだわるよりパリーグに勝る魅力を真剣に考えないと、巨人頼みの殿様商売ではジリ貧でしょう。
    どっちの県も高校野球は強いので、真面目に高校野球の監督を一本釣りした方が良いかも!?
     
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