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  • SBI証券が楽天対抗で低コストファンド26銘柄の投信マイレージ付与率を4月から引き上げ! | 経済的自由の実践投資備忘録

    SBI証券が楽天対抗で低コストファンド26銘柄の投信マイレージ付与率を4月から引き上げ!

    SBI証券が低コストファンド26銘柄の投信マイレージ付与率を4月から引き上げると発表しました。
    現行で0.01%から0.03%の付与率を最大0.02%引き上げて信託報酬の販売会社取り分をほぼ全てポイント還元することになるようです。
    26銘柄にはeMAXIS Slimの6本、ニッセイの3本、SBIの雪だるま3本とバンガード1本、たわら2本、楽天バンガード8本等が含まれます。
     
    (銘柄や付与率の詳細はリンクのPDFを参照下さい↓)
    https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/home/irpress/prestory210315_011500.pdf
     
    さて、SBI証券は何故このような利益ゼロの慈善事業を行うのでしょうか?
    明らかに楽天証券への対抗ですね。
     
    楽天証券のハッピープログラムでは投資信託の残高10万円ごとに4ポイントが付与されます。
    年率では0.048%の付与になりSBI証券の通常1%付与には劣るものの、楽天証券にとって逆ザヤになろうが低コストファンドにも一律0.048%が付与されるのでSBI証券0.03%以下の銘柄では有利でした。
     
    おそらく今回の26銘柄を中心に低コストファンドでは楽天証券で購入・保有する投資家が多くてSBI証券は苦戦していたのでしょう。
    故に楽天のように報酬以上の支払いまでは出来ないものの、報酬を全て還元に回してまでも対抗した方がトータルでは利益になると判断したのでしょう。
    これに絡めて4月1日から移管元での出庫手数料もSBI証券が負担する「投信お引越しキャンペーン」を行うようです。
     
    私はこのリリースを見て低コストファンドの付与率アップそれ自体よりも、SBI証券が「投信マイレージサービス」の廃止はもちろんのこと改悪も当面はないと推測できることの方が良いニュースでしたね!?
    SBI証券のマイレージ通常0.1%(最大0.2%)還元は楽天証券も及ばず業界内でも圧倒しています。
    いつまでも高還元付与は続かないとサービス存続や大幅改悪を危ぶむ声もありますが、現競争下では他社に移られてしまうような改悪を簡単には出来ないでしょう。
     
    三井住友カードと組んで積立決済でポイント付与と合わせて、楽天証券の投信サービスにおける強みに対抗して奪われた客を奪い返しつつ、楽天バンガードもウチで買えば0.5%付与で楽天より(0.002%の誤差だけど)お得ですよと攻勢に出たのでしょう、
    楽天証券の対抗措置(多分ないと思うが楽天にとっても逆ザヤ解消目的の付与率改悪が更にやりにくくなった)とネット証券トップ2社以外の対応にも今後注目ですね。
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