昨日と一昨日の健康保険の記事は私の弱小ブログで過去最高クラスのアクセス数がありました。
とても意外です。
自信を持って書いた記事はあまり反応がなく、何気に書いた記事が世間の興味をそそることは私の場合よくあるパターンなのですが、反面教師の実体験が参考になれば幸いです。
本題です。
ダラダラと続けている資金調達シリーズの弟6弾です。
(過去記事は「業者」カテゴリーで参照下さい。)
過去5回、SAXOの資金調達金利の威力について書いてきましたが、デメリットについてはあまり触れていません。
何故なら、含み損の場合は含み益のケースを逆にして考えれば良いだけであまり説明の必要がないと思います。(調達金利[LIBIR-0.75%]を貰えず、[LIBOR+0.75%]分を支払う。)
調達金利は単純に含み益も含み損も加速させます。
だから諸刃の剣であり魔力なのです。
あなたが利益を出せば味方して更に増やしてくれ、あなたが損を出せば敵となり損も増やしてくれます。
怖いのは、ロスカット地点へあなたを早く連れて行ってくれる(!?)ことです。
リスクを避けたいなら資金調達金利が付くシステムは避けるべきです。
(でも当然利益が出るという前提での長期スワップ運用でしょとは言いたい。)
しかし、調達金利は貰いたいが払うのは嫌だと理不尽なことを言うあなた(誰だよ?)の要求を満たす方法がないこともない!
ロスカットに近いところまで含み損が膨らめば、調達金利の支払いも無視できないレベルになっている筈です。
この場合に抜け出す方法(=ゲームを有利に進める方法)を特別に無料で教えましょう。
リセットボタンを押してゲームを止めてください。(はあ?)
含み損ポジションを決済すれば調達金利の支払いもストップします。(はあ?)
その後、ポジションを建て直して下さい。含み損益0からのリスタートになります。(なるほど!えっ?)
この方法は有効なのですが、簡単に誰もが実行できるでしょうか?
含み損を実現損に変える訳です。
それを実行できるメンタル面も必要ですが、税金の問題が出てきます。
実現損があるからと、リスタートして含む益が出たポジションを年末に決済してしまえば有利な状況なのに再度リセットボタンを押すことになり全く意味がない。
この作戦を取れるのは複数ポジションを持っていて、相殺できる含み益ポジションが存在する場合に限られます。
相殺できずに実現損にしてしまう場合、翌年以降余計に税金を払うことになりますね。
リセットボタンを押してゲームを有利に進めることは可能だが、クロス円ペアあるいは他システムの通貨ペアで相殺できる含み益がある場合に限られる裏技なのだ!