熱し易く冷め易い日本では、突然嵐のような新興国の投資ブームが訪れます。
記憶に新しいのがベトナム、そして(あまり盛り上がらなかったが)ドバイではないでしょうか?
こんなブームに乗るとロクなことがありません。
さて、人気だったベトナム・ドバイの株価は今どうなっているのでしょうか?
下の1年チャートは上からベトナム・NYダウ・ドバイの株価を比較したものです。
ベトナムは長い低迷を経てこの1年はプラス約25%となっています。
VN指数の最高値は07年3月に付けた1170。
最安値は09年2月の235。(最高値からの下落率80%!)
現在値は570近辺。(最安値からの上昇率140%!まだ最高値の半分!)
これにベトナムドンの為替変動も加わるので、いかに激しい動きかがわかると思います。
さて、ブームに遅れてベトナム投資に興味のある方に耳寄りな情報を???
日本のベトナム投信は全てぼったくりですので、海外に目を向けてください。
米国ではMarket Vectors Vietnam IndexというETF(信託報酬0.99%)が8月14日に上場されました。
しかし、日本のネット証券経由ではまだ買えませんし今後買えるともわからないので、今買いたければ海外で口座を作るしかありません。(じゃあ駄目じゃん!)
いや、もう一つ期待できそうなのがあるのです!
香港で7月8日にdb x-trackers FTSE VietnamというETF(信託報酬0.85%)が上場されているのです。
ただ、こちらも残念ながら日本のネット証券中国株口座で扱っているところはなかったのですが、東洋証券が9月28日から取り扱い開始します!
私は東洋に口座を持っていませんしその為に作る気もないのですが(別に今買うつもりもないので)、こちらの方が各社が取り扱う可能性は高そうです。
ぼったくりの成功報酬を取られるベトナムファンドを買ってしまった人も乗換えを検討する価値があるのではないでしょうか?
ちょっと遅いけど誰も見向きしなくなったら買い時かも?
(それにしても、日本のETFは何をやっているのか?)
もう一つのブーム、ドバイはまだ1年前の50%の水準に低迷しています。
オイルマネーで天に昇らんとバベルの塔を建設したドバイ!
感覚的にやり過ぎでこりゃ絶対駄目だと見ていましたが、不動産バブルは思いっきり弾けたようです。(因果応報?)
しかしながら、物流センターとしてはドバイが機能しているというニュースを見ました。
地理的に欧州・インド・アフリカに近く、日本メーカーも経路を変えてドバイをハブに流通させることでコストを抑えられるそうです。
ドバイは絶対駄目だと決め付けていましたが、それなりに忘れた頃に今後盛り上がってくるかも知れないと考えを改めました。
私の浮かんだイメージは東京のお台場・・。
開発を大幅縮小してゆりかもめが開通する時は、「誰が乗るんだ?風を運ぶつもりか?」と揶揄されましたが、今やぎゅうぎゅう詰めでのろのろと人を運んでいます。
ドバイもすかすかの街になっても、お台場のようにそれなりにヒト・モノ・カネを集めるようになるのかなと・・?
ドバイ投資には興味がありませんが、世界の多極化という意味で中東のドバイがどのように発展(あるいは失速)していくのかには注目しています。
アジア・アフリカが発展すれば、ドバイも発展する!?
後日、ベトナム・ドバイの次に日本を席巻する投資ブームはズバリこの国だ!と私が大胆予想してみます!?
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