百貨店の三越が実施した早期希望退職に正社員の1/4が応募したそうです。
売上が8カ月連続で前年比2桁減と苦しんでいるようですが、今は百貨店のみならずスーパー・コンビニも売上を減らしています。
でも、百貨店の場合、業態そのものの存在意義を問われているように思います・・。
それを象徴しているのが、三越池袋店を閉店してヤマダ電機に店舗を売却して得た資金で退職金支払いを賄うこと!?
身を削って、勝ち組小売に大商業圏の駅前一等地を明け渡して、その資金を人員リストラに充てるって、なんとも悲しき縮小均衡・・。
(兵どもが夢の跡・・。デフレ成り上がり新参企業が老舗百貨店に城を明け渡させる下克上の戦国時代!)
答えは簡単!ヤマダ電機と同じ価格で三越が家電を売れないから!
(家電を三越の包装紙に包んでもらって帰り道だけ自慢するより、ポイント還元の方が嬉しいでしょ!)
また、日本人が大好き(だった?)洋物ブランド品も深刻な状況のようです。
ルイヴィトンもカルティエも日本では前年比2割程度売上が落ち込んでいるようです。
(だから円高になっても、消費者の購買力が落ちて売る側も買う側もメリットがないんだって!)
そりゃぶっちゃけた話、外資小売りは日本から撤退して中国に進出した方が同じ労力でも楽に儲けられまっせ!
池袋だけではなく、銀座の百貨店も松坂屋のグッチが撤退した後のテナントは激安ファストファッションの店舗になるようです。
東京の一等地から百貨店や高級ブランド店が衰退して、元気な安売り家電量販店や外資ファストファッションが進出する。
今が不況だからではなく、今後の日本のトレンドを象徴していると思います。
日本の小売りはしばらくはゼロサムどころかマイナスサムゲームでの奪い合いに勝たなければなりません。
投資家としては、そんな難しいところで勝ち組を掘り当てるゲームに参加しなくても、大して実力のない会社でも売上・利益が伸びていく市場で釣り糸垂らした方が良いと思うんですけどね~。
へっぽこ投資家の私は、個別株については中国市場に釣り糸を垂らしています。
銘柄選択は正直言って、会社名も読めないよ、汽車って名前だから鉄道株だと思って買ったら車メーカーかよって世界だし(嘘ですよ!)、日本人にまともに企業分析なんて出来ないんですけど、日本株をよーく分析して銘柄選択して買うより鉛筆転がしてエイヤーでもパフォーマンスが良かったりするんだな、これが!?
日本株で元気なのはファストリ(ユニクロ)やユニチャーム?
確かに身近で選び易いけど、将来に期待が低い日本株の中では人気が集中してすぐに過熱しちゃうじゃないですか?
どうせアジア市場の伸びを期待しているんだから、日本に拘らずにアジア市場を直接買えばいいのにと考える人は少ないのでしょうか?
えっ、アジアは新興国ばかりで怖いって?
いやいや、日本もある意味先進過ぎて怖いですって!
ある意味、先進国の中でも先頭を走ってるじゃないですか!?
政治リスクなんてムチャクチャ高いと思いますけどね!?(暴動は起きないでしょうけど・・)
えっ、為替リスクも怖いって?
いやいや、日本の方が円高に連れて半端なく下げているし、アジアは円高を相殺してお釣りが来る程度には上昇していますよ!
難易度の高い日本株で勝負できる投資家は黒帯の実力者だ!
へっぽこ投資家こそ、(楽して!?)海外で勝負すべし!
※無責任に言っているだけですので、勿論投資は自己責任で。
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