株券等を証拠金に充当できるサービスを提供しているFX業者は極めて少ない。
私の知る限り、マネーパートナーズとカブドットコム証券の2社だけです。
マネパについては随分前に書いたことがありますが、この2社のサービスがどのように異なりどちらが有利なのかを比較してみましょう。
(青字の方が有利。あくまで私の理解ですから鵜呑みにしないで下さい。)
【有価証券の対象範囲】
マネパ :東証・マザーズ・大証・ヘラクレス・ジャスダックに上場する国内株式
カブコム:株券(ETFやREITも対象で名証・福証・札幌も含む)や投資信託
【掛目】
マネパ :前営業日終値の50%
カブコム:前営業日終値の70%(投信も前営業日基準価額の70%)
【現金の必要性】
マネパ :現金の必要なし。代用有価証券のみでの取引も可。
カブコム:必要保証金の30%以上の現金が必要。代用有価証券のみでは不可。
【特定口座の有無】
マネパ :一般口座のみ。
カブコム:特定・一般口座の双方に対応。
【株式売却手数料】
マネパ :約定代金の1%(平成22年3月31日までは無料キャンペーン)
カブコム:約定代金の0.1~0.5%程度。(価格帯により変動)
【証拠金に充当したままで株券の売却】
マネパ :可能(というより、そういうシステム)
カブコム:不可(一旦FX証拠金から外して売却。つまり証拠金が充分でない場合は現金を充当しないと株が売れないケースが生じる。)
比較してみると、このように一長一短です。
ザックリ言えば、
●ETF・REITや投資信託まで対象が広くて、かつ掛目も70%と高めである点でカブドットコム証券が有利!
●現金なしでも取引できる点と、そもそものFX取引条件が証券会社より勝る点でマネーパートナーズが有利!
でしょうか?
また細かい点で、カブコムは一旦FX証拠金から外さないと売却できないので、長期塩漬け株やバイ&ホールドで数年は売るつもりがない場合でないと結局株式売却の際に現金を充当しなければならないことには注意が必要です。
でも、私の場合は現状ETFしか持っていないので、代用有価証券でFXをやりたければカブコムしか選択肢がありません!
そのETFもボラの激しいブラジルや上海なので(!?)、やると建て玉より証拠金の方が波打ってしまいそうですが!?
まだ検討しているだけですが、調べてみるとカブコムのFXは証券会社らしく縛りが多いので代用有価証券でFXにも色々と制約がありそうです。(ネットでの情報も少ない!)
一般的にはマネパの代用有価証券でしょう。
塩漬け株の50%を現金とみなして証拠金扱いしてくれるのだから、使える人は使わにゃ損々!
(キャッシュバック5千円のキャンペーン中!)
興味のある方が多ければ、カブコムFXについてまた書いてみますが、かなりニッチなレア情報です。
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