年末相場を真剣に考えてはいけない?NYダウ・ドル・日経平均は堅調、金・原油・ユーロ・新興国株は軟調気味?

12月初旬の雇用統計好結果をきっかけに、明らかに相場の雰囲気は変わりましたね。
 
ドルキャリーの巻き戻し、金・原油等のコモディティからの資金逃避に資源国通貨・株価も連れて軟調気味、新興国株もドルへの資金回帰とドバイ問題もあり(?)軟調気味となっています。
 
ギリシャ国債格付け引き下げもあり、12月はユーロ安ドル高も半端なく進みましたが、少し大袈裟なような気もします。
 
日本の視点で日経平均やクロス円だけ見ていると気付きませんが、ドルキャリーは半端なく巻き戻されています。
 
今のユーロ・ドル1.43は6月~8月と同水準で9月以降のドル安ユーロ高トレンドの上昇を12月の3週間で一気に打ち消しています。
 
今の豪ドル・ドル0.88も9月の高値と同レベルであり、3度利上げしている国からも資源安とはいえ、ドルなんかに(!?)ここまで巻き戻されるかという気がします。
 


でも、ドル円はあの84円台から今は91円まで上昇しているので、日経平均は堅調だし、クロス円だけ見ていると相殺されて平穏に見えます。
 
(今後はドルストレートよりクロス円の方がボラティリティも小さく安定的になるのだろうか?)
 
ユーロドルは年末の利益確定だけでは説明できない落ち方ですが、金価格は1トロイオンス1200ドルから1100ドルに落ちただけだし、原油価格は1バレル69ドルまで落ちたけど今は74ドルまで回復しているし、資源価格も大軟調とは言えません。
 
一方でNYダウは堅調だから全体的にリスク回避の動きがある訳でもありません。
 
金価格は更に調整が深くなってもおかしくないようにも思いますし、堅調なダウも崩れ始めてリスク回避が加わると・・という心配も少しありますが。
 
各市場がマチマチでバラバラな動きをしているので大変わかりにくいのですが、来年以降もこのようなトレンドになっていくような気もします。
(ダウとドルと日経だけ見ていても世界の動きは読めないという意味で)
 
でも、クリスマス休暇も終わって年明けになれば、意味もなくドルキャリー大復活で、コモディティー・資源国通貨・新興国株高のドル安トレンドに戻る可能性が高いかな~と思うのですけど・・。
 
まあ年末の特殊な動きをあまり真剣に考えても仕方ないかな?
 
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