トヨタショックのリコール問題!?自動車メーカーに見る経営者と創業家!本田家のものではないホンダ、鈴木さん率いるスズキも好調!

米国を中心とするトヨタの大規模リコールのニュースは世界中で大きく扱われているようです。
 
このような安全面で世界一信頼されている自動車メーカーがトヨタだったからでしょう・・。
 
私はこのニュースを詳しく知らないので掘り下げるつもりはないのですが、トヨタがリコールへの対応が遅れたことと、この件で社長が表に出てこないことが批判されているように思いました。
 
そこで、私は日本の自動車メーカーと創業家と経営者という観点で考察してみます!
 
昔ある所(愛知県豊田市近辺?)に豊田佐吉さんという方がいて、お母さんの苦労を見て楽をさせたいと自動機織り機を作って、(すっ飛ばしますが)現在の世界に誇る自動車メーカーのトヨタがある訳です。
 
豊田家は名経営者を輩出してトヨタを成長させてきたから、1年前に現在の豊田章雄社長に変わった時に豊田家への「大政奉還」なんて言われている訳です。
 
私はこのブログでトヨタを褒めてばかりかも知れませんが、企業が危機の時に豊田家から社長を出して求心力を高めるとか、何時代や?とその神経は全く理解できません。
 
(私が理解できなくても、従業員の忠誠心が増し業績が改善するなら、それで良いのでしょうけど・・。)
 


(政治家とは違って数字で評価されるから)別に二世だからいけないとは思わないし、良い悪いは別にして、豊田家のDNAを持ち英才教育を受けていることは間違いないでしょう。
 
そういう意味では、今回のリコールも新社長が試されるべき試練で、今後更にトヨタが発展するために必要な事件なのかも知れない・・。
 
さて、本日午前に3年半ぶりにトヨタとホンダの株価が逆転したようです。(勿論時価総額ではない)
 
トヨタはリコール問題で下げ、ホンダは昨日通期の業績見通しを大幅上方修正したからです。
 
ホンダの創業者である本田宗一郎さんは、「ホンダは本田家のものではない」と言って、身内に後を継がせるどころか役員の子弟の入社を禁じて、初期の頃から働いていた実弟も退社させたらしい。
 
私は基本的に公私混同を徹底的に排する、こういう考え方が大好きである。
 
一方、こちらも絶好調のスズキ社長の鈴木修氏は創業者の娘婿で2代目であり、もう80歳で言葉は悪いがワンマン社長でしょう・・。
 
でも、インドでシェアを獲得したような海外進出の先見性やフォルクスワーゲンとの提携などは、単なるボンクラ年寄り二世では不可能です。
 
結論を言えば、創業家や二世がずっと経営に関与していると企業が衰退するとは必ずしも言えない!
(個人的にはホンダのポリシーが好き!)
 
日産も含めて、どの会社も好不調期はあるし、しがらみのない外人で立て直すのも、創業家の伝統・求心力で立て直すのも、各々の企業文化だと思います。
 
結局、相応しい人が経営者になれば良いだけで、二世か創業家かよりも、その社長がナンボのもんかを判断すれば良いだけだと思います。
(投資家は経営者のラベルを見破り、レベルは見抜かないとね・・。簡単じゃないけど・・。)
 
外野が無責任に言えば、新興国への展開がライバルよりも遅れていることも含めて、バブル崩壊後の日本でも好業績を上げ続けたトヨタに慢心や驕りが芽生えて、それが表出し始めているのではないのかな?
 
様々な強みを持つトヨタがアゲンストの風を跳ね返して世界トップの自動車メーカーとして君臨し続けることを日本経済の為にも期待しますが・・。
 
豊田さん、頼みますよ!
 
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