以前も書いたことありますが、株365に詳しくない方向けにNYダウ証拠金取引をインデックス投信やETFの代わりにバイ&ホールド出来るのか?という観点で書いてみます。
東京金融取引所や業者は何年も持ちっ放しでは儲からずに嬉しくないのでやめてくれと思うかも知れませんが、バイ&ホールドも結構美味しいんです!
インデックス投信と株365の違いをザックリ比較してみます。
株365:投信(ETF)
為替 円建て:ドル建て
レバレッジ 30倍超:1倍
信託報酬 なし:0.5%程度
金利相当額 無担保コール翌日物金利:なし
為替の説明はわかりにくいのですが、投信はドルで売買する訳ではありませんがドル円レートで換算された円貨で売買されるのでドル建て商品です。
一方、株365は最初から円貨なのでドル円レートの影響は一切受けません。
先週末終値のNYダウが17675なら、これをそのまま円ベースにして100倍したものが取引単位(1枚)になるので176万7500円が最小単位でドル円レートは関係ありません。
最低証拠金は45,000円程度となりそうなのでレバレッジは30倍超となりますが、バイ&ホールドでは直ぐにロスカットとなる可能性が高く無謀ですね。
ただ、株式と言えどレバレッジ2倍程度であれば滅多にロスカットされるものではないので、現物よりも資金効率は良くなります。
バイ&ホールドでもレバ2倍程度に抑えて、ロスカットされないようにいつでも1倍に出来る余裕資金があれば心配することはないでしょう。
売買時は除いてホールド時に掛かるコストですが、投信は信託報酬が年間0.5%前後発生します。
一方、株365は株価指数そのものを取引しているので信託報酬なんて訳のわからんコストは発生しません。(これ重要!)
しかしながら、CFD取引なので建玉に金利相当額が発生しますが、これが株365では「無担保コール翌日物金利」だけなので低コストに抑えられる・・、というよりマイナス金利下の現状では0%なんですわ。(これも重要!)
つまり、NYダウ指数を買ってホールドしても現状掛かるコストはゼロ円で、信託報酬が発生する投信よりも低コストというより比べるまでもなくゼロには勝てず勝負にならないっちゅう訳ですわ!(不思議ですねー!)
因みに、ホールドコストはゼロですが配当金相当額は貰えるので、仮に昨年1年間NYダウを株365でホールドできたと仮定した場合には43,619円を貰えた計算になります。(配当でも投信に劣りません!)
凄いじゃん、インデックス投信なんか買わずに株365でいいじゃんと思いました?
確かにそうなんですが、デメリットもあります。
●申告分離課税なので現物株との損益通算は出来ない
●最小単位が170万円程度なので積み立てには向かない
●日本の政策金利が上昇すればホールドには向かなくなる可能性あり
●株365内にて数年で上場廃止になるリスクあり(FTSE中国25で前例あり)
●NYダウなのに円貨ベースの取引である
(必ずしもデメリットではないが通貨分散したいなら向かない。別途FXでカバーする手はあり。)
30年ホールドするなら日本の金利はその頃5%いや10%以上かも知れないし、3%でもホールドには向かないからやめた方がいいですね。
しかしながら、5年程度ならそんなこと気にする必要はないと見て株365でホールドするのも良いかも知れません。(勿論自己責任!)
上場廃止等で決済しなければならない状況を絶対に避けたい人は止めておいた方が良いでしょう。
5年程度で利確や損切りに割と臨機応変で対応出来る人はNYダウで奇跡のホールドゼロコストという絶好のタイミングを見逃す手はないと思います。
27日上場後にスプレッドの広狭は確認する必要はありますが、世界のNYダウなので心配ないでしょうし数年ホールドすれば売買コストも無視できるレベルでしょう。
くりっく株365はもっと評価されていい!

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