2016年07月11日

EURO大会は前回ギリシャ同様にEU離脱を反映!?イングランドとウェールズのまさか!

UEFA EURO2016は決勝戦でポルトガルがフランスを延長戦の末に下して初優勝を果たしたようです。
今回はほとんど見てませんが、人口ではフランス6千万人に対して小国ポルトガル1千万人程度が優勝してしまう群雄割拠の質の高さがユーロ大会の面白さですね。

ドイツもスペインも簡単には決勝まで上がれないし、人口1億以上の日本との差はまだ大きく、ブラジルが強いと言っても人口2億近いのだからやはりユーロは質が高い。
そんなEUROの球蹴り大会が何故かユーロ情勢というよりEU離脱懸念を的確に反映するというお話!?

4年前のEUROでも記事に書きましたが(↓)、EU離脱が懸念された弱小ギリシャが番狂わせを演じて準々決勝でにっくきドイツと戦う所まで奮闘しました。
http://financial-free-fx.seesaa.net/article/275563432.html

この時もギリシャでは緊縮・反緊縮かEU残留か離脱かを左右する選挙が並行して行われており、弱小ギリシャが強豪ドイツに挑む姿はまさにEUの政治経済を象徴しているようでもありました。
そして、今回も同様に「まさか」の英国EU離脱を象徴するような「まさか」の番狂わせが2チームに起こりました!

なんとサッカーの母国イングランドがベスト16で人口約33万人のアイスランドに敗れました!
これは日本の市町村で言えば、秋田県秋田市民だけで代表チームを作ってイングランドに勝っちゃう程の凄さです!?
(人口規模が同じだけですが、これがサッカーの面白さですね。日本代表は1億人以上から選ばれています!?)

EU離脱決定直後の大会でロンドンを含む英国の中心であるイングランドは意気消沈だったのでしょうか?
これだけなら単なる偶然とも言えますが、もう一つの「まさか」も凄い!
英国に属する人口約300万人のウェールズが初出場で準決勝に進出しベスト4に入る快挙を成し遂げました!
日本の人口規模で言えば、大阪市選抜がベルギーを下すみたいなものです!
(まあ、そこにベイルやラムジーみたいなワールドクラスはいませんけど!?)

これはEU離脱決定でナショナリズムではなくローカリズムが刺激されて、ウェールズは士気向上、イングランドは士気低下を招いたことが影響しているのか?
あるいは逆らえない大きな流れがあって、EUに対するナショナリズムという次元ではく、更に小さな単位で地域主義がEU内で盛り上がっていく方向性を示しているのだろうか?

因みに、ウェールズ地方の国民投票は残留派が過半数を占めているので直接独立の機運が高まる訳ではないと思いますが、そう主張しているウェールズの野党は煽られるでしょう。
また、イングランドが小兵に負けて小兵のウェールズが勝ち上がったことは間接的に同国内のスコットランドのみならずスペイン等の地域独立機運の高まりに寄与するでしょう。
(大樹に寄生せずに小国でも俺たち独力でやれるよとサッカー如きでも煽られてしまい勇気を貰ってしまうものです!?)

まあ半分は冗談ですが、4年前はギリシャ、今回はイングランド2チームで「まさか」を見せられると、EU離脱を中心に政治情勢をタイムリーにサッカーが反映しているように思えます。
ルーニーとベイルが同チームでスコットランドも含めてイギリスが連合王国でEUROに挑めば優勝も夢ではないのかも知れませんが、今回のEURO大会は英国の未来を暗示しているのでしょうか?

アイスランドを含めて小国が大国を打ち負かして、俺たちはドイツとも対等にやれるとEU内で自己主張している姿は、サッカーのみならず政治経済面でも勇気を貰って影響を受けるのかも知れませんね!?
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posted by 韋駄天太助 at 23:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 放談雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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