「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」 信託報酬0.2396%程度
対象ETF:VT(Vanguard Total World Stock ETF) 経費率0.11%
対象指数:・FTSE Global All Cap Index
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」信託報酬0.1696%程度
対象ETF:VTI(Vanguard Total Stock Market ETF)経費率0.04%
対象指数:CRSP U.S. Total Market Index
バンガードの低コストETFに0.13%程度の信託報酬を乗せただけで低コストの投信を仕上げました!?
対象ETFが圧倒的低コストのバンガードなので、日本では最安クラスの投信の出来上がりですが、シンプルに何の捻りもなくこれ充分ですよ。(笑)
この単発で終わりかと思いきや、楽天投信とバンガード・ジャパンが共同でプレスリリースを出して「楽天・バンガード・ファンド」の創設を発表し、これは皮切りに過ぎずラインナップを拡充すると宣戦布告しました!?
この中で「つみたてNISA 制度を強く意識して」「同制度も含めた様々な投資ニーズにお応えする」と述べています。
つみたてNISAがなければ、この二社のタッグも投信投入もなかったのかも知れませんね。
逆に言えば、これによってバンガード単独で東証へのETF重複上場は当面(永久に?)なくなったかなと思います。
つみたてNISAが最優先なら指定対象指数が限られているので、今後の展開はある程度予想がつきます!
VOO(Vanguard S&P 500 ETF) 経費率0.04%
対象指数:S&P500
VWO(Vanguard FTSE Emerging Markets ETF)経費率0.14%
対象指数:FTSE Emerging Index
VEA(Vanguard Ftse Developed Etf)経費率0.07%
対象指数:FTSE Developed All Cap Index
VGK(Vanguard FTSE Europe ETF)経費率0.10%
対象指数:FTSE Developed Europe All Cap Index
VXUS(Vanguard Total Intl Stock)経費率0.11%
対象指数:FTSE Global All Cap Index
間違いもあるかも知れませんが、日本で購入可能なバンガードの海外ETFと「つみたてNISA」の指定対象指数が一致しているのはVT・VTIの2銘柄以外に上記5銘柄の計7銘柄かな?
こうして見ると、日本を除くと16種類しかない「つみたて」対象指数の中でバンガードETFを(7本も!)取り扱えるように金融庁としっかり調整済みなのかとも思えます!?
何と言っても、目玉はメジャーなVOOとVWOで次に追加されるのはこの2本でしょう!
(少なくとも投入は間違いないですね、1円賭けてもいいです!?)
これに同程度の信託報酬が上乗せされると、S&P500連動のVOOが0.17%程度、FTSE新興国連動のVWOが0.27%程度の信託報酬になると推測されます。
これは面白くなって来ますね。
つみたてを優先とは言っていますが「様々にニーズにお応えする」とも言っています。
「つみたてNISA」の対象指数や既に日本で購入可能な「海外ETF」の枠組みに限る必要もなく、この仕組みでは日本未取扱のバンガードETFでも投信として投入可能です。
その為には初期投入商品が「つみたて」に限らず本邦投資家に広く受け入れられて、バンガードの低コストに見合った規模の拡大が可能と判断できれば、「楽天・バンガード・ファンド」が何十本とラインナップを拡大して、投資家は世界に広く様々に低コストで投資できるようになるかも知れませんね。
楽天投信とバンガード・ジャパンのタッグに今後の展開を期待します!

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