2023年05月28日

Line Outサービス終了で代替はViber OutよりMicrosoft RewardsとセットでSkype Out!

電話番号宛てに通話できるIP電話サービスのLine Outが5月末でサービス終了となります。
公表された終了事由はサービス提供事業者であった「Line Plusの通信事業廃止により」とされていますが、いやいや何故廃止するのか言わなきゃ説明になってない!

資本関係がぐちゃぐちゃしていてわかりにくいのですが、統括会社のZホールディングスが子会社であるLINEとヤフーと合併して今年10月に誕生する新会社が「LINEヤフー」。
この親会社が通信事業者のソフトバングであり、更にその親(つまりLINEのお爺ちゃん!?)が孫さん率いるソフトバンクグループという関係にあります。
LINEから見ると徐々にソフトバンクの支配力が強まり、自分たちの通信事業の邪魔にしかならない子会社の格安IP電話サービスをソフトバンクが資本の力で廃止させたと見るのが自然ですね!?

ということで、6月からはLine Outの代替サービスを考えねばなりません。
以前のエントリーで番号付与なしのIP電話サービスはLine Outの次点で「Viber Out」と書いたのですが(↓)、
【「LINE Out」と「G-Call」の二択か?楽天リンクとMy050から格安通話サービス乗換先を考える!】
http://financial-free-fx.seesaa.net/article/492830154.html

よくよく調べると老舗の「Skype Out」の方がメリット多いかなと思い始めました。

<メリット1:チャージが実質無期限!?>
Line Outも安さが際立った訳ではなく最低チャージ額120円から使える手軽さが良かったんですね。
この系統のサービスは携帯宛には番号通知されないという欠点があるのですが、役所とかちょっとした用事で掛けるには安くて使えて重宝します。
1分3円なら120円チャージでも40分通話できるのですが、これを携帯から定価で掛けるとたった3分で120円越えです!
ところが、Viber Outは最低チャージ額が4.99ドル(135円換算で約700円)で有効期限180日は通話でも追加チャージでも延長されないので、使い切るには固定宛てなら半年で約3時間の通話が必要です。

Skype Outも最低チャージ額は600円からで有効期限は180日ですが、通話する度に延長されるので半年に最低1回は通話するなら有効期限は気にする必要がない。
更に大きな利点は公式には案内されていませんが、通話料金の発生しないワン切りでも有効期限が伸びるので、もし半年近く使わない場合は自分の携帯宛にSkype Outから掛けてワンコールで切れば無料でその時点から有効期限が180日延長されてしまいます!?
(自分で実験して確かめたので現状では有効なようです)
また、次に述べる方法により(無料で!)250円チャージから使えるのも高評価です。

<メリット2:Microsoft Rewardsの特典で無料通話可能!?>
知っている人も多いと思いますが、天下のマイクロソフトが提供するMicrosoft Rewardsというサービスでポイントを貯めて一定条件をクリアすると2500ポイントで250円分のSkypeクレジットと交換できます。
換金率で言えば5250ポイント貯めて600円分のAmazonギフト券に換えた方が得なのですが、チマチマとしか貯まらないので月1ペースでSkypeクレジット250円に換えていけば自腹で購入せず無料通話で行けるかなと。(笑)
サービスの詳細説明は省きますが、ググらずに検索をBingで行うだけでもポイントは付くので手間掛けることなく月2500ポイント程度は無理なく貯まるかなと。
こういうのが面倒で嫌いな人も少なくないでしょうし、そういう方は自腹で600円チャージすれば良いだけですね。

<メリット3:スマホでもアプリ使わずブラウザから通話可能!>
SkypeなのでPCからもスマホからも掛けられますが、なんとスマホでもアプリをインストールすることなくブラウザでログインして通話可能です!
個人的にはスマホにインストールするアプリは増やしたくないので、このメリットはポイント高いですね。

<メリット4:Microsoftアカウントでログインできる!>
ので、新たにID・パスワードを増やす必要がありません。
多くの人がWindowsやOutlookメールのログインで既に使っているIDを使い回せます。

しかし、上述したViberに勝るメリットばかりではなく大きなデメリットも2つ挙げられます。

<デメリット1:セットアップチャージありで料金体系がわかりにくい!>
一概にどちらが安い高いとは言えないのですが、Skypeは料金体系にセットアップチャージがあるのでわかりにくいです。
Viberはドル建て料金なので1ドル135円で換算してSkypeと比べてみましょう。

         Viber Out      |   Skype Out
       1分あたり     |  1分あたり  セットアップ
固定宛て 3.65円(2.7セント)    |   2.44円     5.2円
携帯宛て 13.23円(9.8セント)  |  11.67円     9.45円

為替レートによって変動しますが当然セットアップがない分だけ短時間通話ではViberの方が安くなり、ザックリで固定宛5分、携帯宛7分の通話からはSkypeの方が安くなります。
有利不利は人によって用途や特性にもよりますが、Skypeの方がわかりにくいことは確か。

<デメリット2:Skype Outは日本での番号通知全て不可!>
この系統のサービスはどうせ携帯宛には番号通知不可なのですが、ViberはLine Outと同じく固定宛てには認証したSIM(携帯)の番号を国番号の81も頭に付与されてしまいますが通知可能です。
Skype Outは(法令を遵守し過ぎて?)犯罪防止策により日本では番号通知を提供していないようです。
自分の携帯に掛けてみたら「不明」と表示されましたが受ける気にならず怪しさ満点ですね。(笑)

但し、「非通知」という扱いではないので番号通知リクエストサービスはすり抜けて着信するという話もあります。
(番号隠してる訳ではなく着信キャリアが認識できずに不明と伝えてるだけ!?)
通知不可のデメリットは携帯宛ならViber/Lineも同じであり、自分の番号を通知する必要のない役所やちょっとした用事で固定宛に掛けるなら大きな障害にはならず、むしろ番号通知リクエストをすり抜けて着信してくれたら有難いですけどね。
(最近は「非通知」と認識すれば着信キャリアが繋がずに通知しろとメッセージを返して拒絶するケースが本当に多いので「不明」は通す扱いなら?)

ということで使ってみなければわからないことも多いので、自腹切らずに250円チャージして試してみて大きな問題がなければSkype Outをサブ的な通話サービスとしてLine Outの代わりに使っていこうと思います!
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posted by 太助 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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