モバイル1年無料優待は基本継続も?
楽天グループの第29期株主優待は楽天モバイル無料利用が基本継続されると発表されました!
が、いくつかの注意点があります。
優待内容は「楽天モバイル回線の音声+データ30GB/月プラン」で変更ありませんが、28期は12月の権利付最終日に楽天グループ株(4755)を保有してさえいれば1年無料利用の権利を得られたものの、29期で1年無料利用するためにはいつくかの条件が加えられました。
●12月の権利付最終日で株主に付与されるのは6カ月無料利用の特典
●追加で6カ月無料の特典は6月末に同一株主番号で保有する株主が対象
要はクロス取引や権利取得後に即売りする人には仕方なく6カ月無料は提供するけど、1年無料で楽天モバイルを使いたいなら楽天株を売らずに1年しっかり握っておいて下さいね!ということです。
株主番号変更リスクありの貸株からは外すべし
私は昨年12月にこの優待目当てで楽天株を保有して1年握っているので、基本はもう1年握っているだけで2年目の楽天モバイル無料利用権が得られます。
(正確には6月まで半年間握っていれば良いのですが、30期の優待内容で29期からの株主番号同一を問われる可能性はあるでしょう。)
しかしながら、株主番号が変わらないように貸株サービスからは外す方が無難と判断しました。
私の経験上でも貸株だと必ず株主番号が変わる訳ではないのですが、変わるケースもありこちらでコントロール出来ることではありません。
(方法はありますが10万円未満株で必死にやることじゃない!)
楽天証券では楽天株が貸株対象外なのでわざわざSBI証券で保有したのですが、金利0.1%で株価1000円なら年間100円の貸株金利に過ぎず、100円のために貸株から外さずモバイル6カ月無料利用権を失うかも知れない丁半博打に出るのは割に合わない!
よって、楽天株を貸株にしている人でモバイル1年無料優待を優先するなら外しておくべきだと思います。
無料優待継続は1000万契約達成のため?
楽天モバイルの契約数は11月初旬でMVNO等を含めて950万回線を突破と発表されました。
明確なソースは見当たらなかったのですが、株主優待回線もこの契約数に含めていると推察します。
(当てにならないAIの回答は「含まれる」!)
もう間近に迫った1000万契約の大台を前に無料優待を止めて契約数を減らしたくなかったのが最大の継続理由だと推察します。
楽天の公式発表では2024年末の株主数は688,982名なので、これだけの株主がモバイル1年無料優待を得たことになります。
全てが個人ではないでしょうから、個人株主数を50万人と見積もり、全員が申し込む訳でもないから6掛けすると30万人が優待利用。
950万契約の中には株主優待回線が30-50万回線程度含まれているではないでしょうか?
優待を止めてしまえば契約数が30-50万程度減ってしまいます。
止めても目前の1000万契約突破には支障ないでしょうが、1000万契約突破しました!と発表した後に優待止めて900万台まで再び落ち込みましたなんて契約数推移を三木谷さんは世間に絶対見せたくない訳です!?
来期以降もモバイル1年無料優待は続くか?
上記の理由により私は懐疑的です。
株主には応援や楽天経済圏愛好家として楽天サービスを優先的に使ってくれる人も多いのに、無料提供すればその売上を逃してしまっている訳で本当は有料サービスに移行して欲しい。
本来なら営利企業にとって無料利用を含む契約数自体に何の意味も価値もない。
優待を止めても余裕で1000万回線は確保できるタイミングで止めるか、改悪してくると見ます。
突然廃止すると(私の推定に過ぎませんが)30万以上契約が一気に減ってしまうので、徐々に優待内容を絞って来る可能性もありますね。1年保有でも6カ月無料のみとか。
今月の権利付最終日は26日ですね。興味のある方は自己責任でどうぞ。
安売りばら撒き大王の楽天グループは利用者にサービスし過ぎな面はあるが、それが足を引っ張り株主にはなかなか報いない万年割安株なので、いつまでも1000未満で横這いしてないで、楽天モバイルと共に右肩で浮上することを100株弱小ニワカホルダーとして期待しております!

