本日からマネーパートナーズの代用有価証券サービスが開始されるはずだが、今一つ盛り上がりませんね。
私が対象株式を持っていれば絶対使いますけどね。
これとは別にネット証券がFXに本腰を入れ始めましたね。(失礼ながら今までは低条件)
マネックス証券がトウキョウフォレックスを傘下に収めたり、楽天証券がマネパからシステムのOEM提供を受けたり。
ネット証券も本家として使い勝手の良い代用有価証券によるFXを提供してくれることを期待します。
以前に2度、マネパのこのサービスを取り上げましたが、本日からサービス開始記念として今回は具体的に上手く使い倒す方法を考えて見ましょう。
まず最初に強調したいのが、代用有価証券を使うことはただでさえリスクのあるFX取引に更にリスクを加える行為であることを認識すべきです。
代用証券で株式信用取引を行ったことがある人ならわかると思いますが、建玉の損益の変動と共に証拠金の変動(=代用証券の時価)に注意を払わねばなりません。
FXでも全く同様です。例えば、代用証券でレバ2倍で南アランドのポジションを持つとします。
これをレバ2だから安心と放置してしまうのは危険です。
為替レートが下がらなくても代用証券の価格が半分になれば、レバレッジは4倍に上がってしまいます。
更に危険なのは、クロス円ロングを持っていると暴落が来たときに日本株も通常暴落してしまうことです(ドル円も暴落するはずだから)。
思いもよらず、証拠金もポジションも一気に失ってしまうことにもなり兼ねません。
従って、私の勧める代用有価証券の使い方は以下の通りです。
【パターン1】
①代用証券の時価が最大何%下がり得るかを見積もる。
②ポジションを取る為替レートが何円まで下がり得るかを見積もる。
③上記2点の最悪ケースでも強制決済されない枚数だけポジションを持つ。
④キャッシュポジションを持たないことにより資金効率が向上する。(お金は株に投資して、少ないがおまけでノーキャッシュでFXのポジションが持てる。)
【パターン2】
①代用証券はあくまで現金の代わりと考え、自分の持つキャッシュの範囲内でFXのポジションを取る。
②代用証券サービスを使うことにより、その株価の50%分のキャッシュを手元に残すことができる。
③雀の涙ほどの利子を貰いながら銀行に待機させておき、非常時に追加資金を投入する余裕を持たすことができる。(スワップが溜まってくれば、預金を下ろして消費に回すこともできる)
私のオススメはパターン1ですけどね。
本来株に資金を回して終わりなのに、その株を元手にしてFXのポジションを持てるのは素晴らしいと思いませんか?
資金0でポジションを建てられるのですから。
株式の信用取引と違って金利の支払いというコストも発生しません。
暴落したら代用証券を売却しキャッシュにすることで証拠金は倍になり強制決済を防ぐ方法も最後の手段としてありますが、最悪の安値で売却することになるでしょうから、あくまで最後の手段とすべきでしょう。
*どうもマネパの記事反応が今ひとつなんですが、こういうせこい事を考えるのは私だけ?