ロイターに面白いニュースが載っていました。
くりっく365で豪ドルとNZドルの買い残が2005年の取引開始以来の最高を記録したそうです。
7月24日のNZの利下げ発表を境に急増。
これにプロのディーラー達が「オセアニア通貨は買いたくない」「信じられない、後で大損失になるかも」「買いポジが溜まったところで売り崩すチャンス」と一様に驚いているという記事内容です。
なんで売るべきときに買うのと揶揄している訳ですが、面白いですね。
また、記事ではくりっく365のNZドル/円の買い残総額が21億NZドルなので業界全体では10倍の200億NZドルの買いが入っている可能性があると指摘しています。
NZドル=80円で計算すると、1兆6千億円分のキウイ買いを個人投資家がしていることになります。
レバレッジを3倍と推定すると、5千億円強の資産を証拠金としてキウイに突っ込んでいることになりますが、・・・そんなにありますかね?
南アランドまで手を出さない安定志向のスワップ派にとってはオセアニア通貨をメインとしている方が多いと思います。
豪ドルとキウイが買えないとなると、新たなスワップ運用否定論が出てきてもおかしくない程、オセアニア通貨はスワップ稼ぎの王道でありメインストリ-ムです。
別に意思統一して動いている訳もないのですが、本邦FX投資家の「オセアニア通貨を沈ませるな!」という強い意志を感じました。
(個々人では下げて安いから買っているだけかも知れませんが)
プロの皆さん方が売りで入っても個人投資家に買い上げられてロスカットしている(?)様はある意味痛快ですね。
踏みつけられてもめげずに落ちても落ちても買い拾う「おしん」投資家がプロを打ち負かすのでしょうか?
でも、逃げる時は逃げましょうね。
ネットで個人のブログを拝見する限りは、そんなに喜んで積極的にキウイを拾っているとも思えないのですが、やっぱりいろんな意味でリテラシーに差があるのでしょうか?
売り浴びせでイングランド銀行を倒したジョージ・ソロスでも日本の個人投資家が買い支えるクロス円は売り崩せない、なんて評判でも世界に広がれば面白いのですけど。
そういう私も豪ドルを拾う方針はまだ変えていませんので参戦しますかね!?(できれば一番最後尾で)
本日のRBA政策金利発表は据え置きでしょうが、その後の声明に注目ですね。
[←参考になりましたら一押し。m(._.)m]
コメント
こんばんは!
今日も面白い内容で、勉強になりました。確かにマネパさんの売買比率(4日時点の前営業日未決済建玉)でみても、
豪ドル円=買78.67:売21.33
NZ円 =買94.81:売05.19
で圧倒的な買い越し状態。ちなみに
ランド円=買96.00:売04.00
となってますね(^^ゞ
記事にあるように、確かにプロの目で見れば「売り時なのに」と不思議なのでしょうね。「ぐっとこらえてスワップでカバーするもん」あるいは「また上げてくるさ」という楽観的期待論が強いのでしょうか。
私は今日は午後から休みだったのでバーチャルで遊んで、270万円をむなしくもゲットしました。実際は恐くて、まだ拾いにいけない…。
あ、話はがらりと変わるのですが、太助さんは取引記録というか、トレードノートはどういう形でつけられてますか? 以前、Excelでのポートフォリオ管理方法の際は大変勉強させていただきましたが、日々のチャートや感想なども記録していたら、参考にさせていただきたいなと思いまして。私は日記帳にメモ書きしている程度なのですが、他の方のを参考にしようと、ググっても商材ばかりで「これぞ」というものが見つからないもので。
こんにちは!
へー、マネパの豪ドルは売りの比率が結構高いんですね。
やっぱりトレーダーさんはくりっく365を手数料と使い勝手で敬遠してあまり使わないのでしょうね。
取引記録などは一切付けていませんよ。
そういう事に不精なのであまり参考にならないと思います。
強いて言えばブログを書くことがその代わりに少しなっていますかね。
でもブログを書き始めたのは自分の考えを文章に整理することが大事だと思ったからです。
何故そう思ったかと言うと、投資って頭の中だけで考えてExcelでちょこちょこ計算して「買う」「売る」「持つ」を判断すれば出来てしまうのですよ。
これでは成長がないと思い、どうせならブログを作ろうかと始めたので、虎穴さんの問題意識はよくわかります。
ブログを書いては如何ですかが私のアドバイスですが(笑)、手間は掛かりますしノートでもExcelでも良いと思います。
あまり参考になりませんね(笑)。
こんばんは!
なるほど、記録代わりにブログというのもいいかも知れませんね。なぜか、公開することに構えてしまっていましたが、本来のWeb上の日記として考えれば、いいわけですものね。検討してみます。ありがとうございました(^^ゞ