私は以前、今年の相場には悲観していないと書きました。
NYダウが7000を割っても世界を道連れにしてないと感じたからです。
相対評価の為替相場のみならず世界の株価も暴落にはなっていませんでした。
ダウ同様に底なしに下落しそうだったのは、英欧と微妙だった日本などの先進国株価です。
ダウも反転し7000を越えて少し落ち着きを取り戻しましたが、為替相場は眺めると現在が相場の重要な転換点であることを感じさせる通貨があります。
昨日も少し触れましたが、ドルと円とユーロの主要三大通貨です。
<USD/JPYチャート> <EUR/USDチャート>
2つのチャートを見て感じることはありましたか?
昨日書いた通り、ほら左右対称の動き!(に見えなくもない。遠くから見ればそう見えるかも・・。)
ドル円は昨日少し書いたので省略して、
ユーロドルは12・1月の高値1.4ドルを軸に左右対称で10・11・2・3月の4回1.25ドルのボトムを付けています。
左右の動きも良く似ていますね。
左右対称が続けば、10月から1.3ドルで押さえつけられていた底値圏からそろそろ浮上することになります。
しかしながら、12月に一旦高値1.47近辺まで吹き上げたのも10・11月のダブルボトムで底入れと判断した人が多かったからでしょう。
結果論で言えば壮絶なダマシ上げを演じてダブルボトム完成かと思われた所で暴落し底値まで戻ってきました。
テクニカルも後講釈でなんとでも言えますから、今回も1.4ドル程度まで上昇しても底を脱したと判断するのは時期尚早かも知れません。
しかしながら、ユーロドルが来週から上昇トレンドを描いて、思わぬスピードで1.4ドル程度まで上昇する可能性は充分あるかもしれないとチャートからは読み取れます。
ドル円も同様に左右対称を描いて上昇し、100円の大台を越えるかの節目に来ています。
ユーロとドルが円に対して上昇する(ドルは円以外にはドル安)とすれば、株価も堅調に推移することが必要条件になります。
NYダウがまだ7000前半であることを考えると、好材料があればまだまだ上昇の余地はあると思われ、ユーロ円の上昇に連れてクロス円全般が更に一段円安に進むことも考えられます。
まあ、ドルとユーロの上昇に自信があれば、今週ユーロ円をしこたま仕込んでいるところですが、仕込んでいませんよ!
でも、ユーロドルの1.3越え(とその先の1.4)とドル円の100円越え(=ユーロ円の130~140円越え)には注目しておいた方が良いと思います。
G20では財政出動により追加景気対策に積極的な米国と消極的な欧州に溝があるようですが、これが為替にどう影響するでしょうか?
欧州より積極的な米国の方が景気回復が早いと判断され当面はドル高ユーロ安、長期的には財政悪化懸念でユーロ高ドル安とファンダ分析できそうですが、これも1材料に過ぎないので為替予想は難しいですね。
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コメント
チャートの形、本当に左右対称っぽくなってますね。
これは私の何の根拠も無い予想ですが、EUR/USDの1.3ドル越えとUSD/JPYの100円越えは同じようなタイミングで来て、一気にストップを巻き込んでEUR/JPYが135円まで駆け上がるようなことが起こりそうな気がしています。
ただ、ドル・円と比べると、ユーロはまだ利下げが可能な水準にいるので、ユーロ不安の材料が出ると利下げ催促相場の再燃でユーロ売りが加速するというリスクがあります。一筋縄では行かないかなぁとも思います。
スイスの介入でユーロ圏が騒々しいので、ちょっと相場がわかりにくくなっている気がします。週明けにリセットされているといいですけれど。
ほぼリアルタイムで返答できます。(笑)
135円まで駆け上がると良いですね。
ユーロは12月の時のように一気に行く可能性はありますよね。
そうねんですよね、ファンダメンタルズではユーロも悪材料満載で底打ちには疑問符が付きますね。
株価堅調リスク選好で、全面ドル安となるような材料が必要かなと思います。
どの通貨も底入れを期待させる位置には来ていますね。