9月30日に日興AMによる「上場インデックスファンド海外債券(Citigroup WGBI)毎月分配型」(1677)が東証に上場されます。
アジア債券ETFは外資により既に日本で上場されていますが、先進国債券指数に連動する国内運用会社による本格的な海外債券指数ETFの登場となります。
私自身は購入に興味がありませんが、これは面白いですね!
私はこのETF登場により、バカ売れのグローバル・ソブリン・オープン(グロソブ)から顧客が流れてくるかに興味を持っています。
このETFが連動を目指す指数は、「シティグループ 世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)」ですが、グロソブは同種の日本を含む指数をベンチマークしているので似たようなものです!
日興がこのETFを毎月分配型にしているのは、その是非はともかくグロソブ購入層の取り込みを狙っているのでしょう。
信託報酬はグロソブ1.3125%に対し、このETFは0.2625%で5分の1の低コストであり、1年で1%以上リターンが良くなります!
それでもグロソブを選択する理由があれば原稿用紙3枚に書いて提出して貰いたいが、きっと世間の反応はそうではないのでしょう・・。
ただ注意点は、国内運用会社による新設ETFなので指数にキッチリ連動するか否かは未知数なので興味のある方もしばらく様子を見たほうが良いかも知れません。
グロソブを持っていて乗り換えに興味があっても、しばらくは両者のパフォーマンスを比べてみた方が良いのではないでしょか?
世界国債インデックス(除く日本)の1985年からのチャート。
直近1年のチャートは勿論低迷中・・。
世界国際インデックス(除く日本)の対象国は以下の通り。
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アメリカ、カナダ、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、オランダ、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、ギリシャ、ポーランド、ノルウェー、シンガポール、マレーシア
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グロソブ顧客には、銀行で勧められるままに買った、知り合いが持っているから買ってみた、という投資家とは言えない層も多く含んでいると思われますが、この外国債券ETFによりETFが多くの人に認知されれば大変意味のあることだと思います。
グロソブは純資産総額4兆3655億円で97カ月(8年1カ月)連続でトップを独走する日本のお化け巨艦ファンドです!
上手く行って1割の4000億円でもETFに流れてくれば、国内運用会社もETF市場を無視できなくなり外資も日本のETF市場に興味を持つかも知れません。
結果、多様で低コストなETFが登場することになれば良いので、なんで毎月分配にして課税させるんじゃと文句は言わないことにします。(私は買わないし!?)
次元は低いですが、世間一般に「投資信託より低コストのETFとかいう商品選択もあるんだ」と認知されれば良いと思います。
(私はFXで豪ドルでも買いますけど!?)
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