ドル安が止まらない!資源高も止まらず金も最高値だが、日本からは投資にならんぜよ!?

ドル安が止まりませんね。
円高もまた88円台突入を狙っているような。
 
ドルに対して豪ドルは相変わらず強いですが、ユーロも高値を更新してしまいましたね。
金も一時1トロイオンス1070ドル弱を付けて最高値を更新しました。
原油先物も1バレル74ドル台に乗せて8月以来の高値を付けています。
 
あ~、金や資源に投資しておけば今頃・・・と思いました?
 
ところがどっこい、そうは問屋が卸してくれませんよ、日本人には・・!?
 
何故なら、ドル安の反動・ヘッジで金や資源が買われていますから・・orz。
 
国内上場ETFのSPDRゴールド・シェア(1326)を見てみると、3月からレンジで6月に付けた最高値をまだ超えていません。
 
イージーETFS&PGSCI商品指数(1327)を見ると、5月からレンジ相場で6月に付けた高値の遥かに下でレンジの下限に位置しています。
 
どちらの高値もドル円が98円程度の円安に振れた時に付けていますね。
 
ニュースで金が最高値だ、資源が好調だと騒いでも、円換算してみるとそうではないことがわかります。
 
それだけ為替の影響は大きいとも言えるのですが、ドル安>金・資源上昇では投資する意味がありません。
 
ドル安のヘッジ手段としては有効かも知れませんが、それなら投資せずに円でタンス預金してりゃいいだろという話です!?
 


今は極端に相関が強いからで、長期的に意味がない訳ではないと思いますが・・。
 
こんなややこしい説明をしなくても、クロス円を見ると一番わかり易いですね。
 
豪ドルは資源高・金利引き上げ・経済指標好調で独歩高となり、対ドルで高値を更新し続けていますが、豪ドル円ではようやく8月の高値に並んだところです。
 
結局、8月から右肩上がりのAUD/USDと右肩下がりのUSD/JPYの影響が相殺されて、AUD/JPYはレンジ相場になっています。
 
FXの良いところは、日本人だからと言って円を売る義務はないので、ドルを売って豪ドルを買えば良いだけなのですけど・・。
(私は7月に豪ドルを売ってドルを買い戻して決済してしまいましたけど・・orz。)
 
海外投資に関しては、ドル安の影響は大きいのですが評価額が減っているからと間違った判断をしないように注意した方が良いと思います。
 
この数カ月で評価額が変化していないものはその投資対象自体はかなり値上がりしている筈です。
 
また、ドル安円高に負けることなく上昇しているものもあります。
 
一例を挙げると、ブラジルですがオリンピック決定後株価上昇は更に加速され、ブラジルレアルも堅調で円高に振れていないので、円換算でもグイグイ値を伸ばしています。
 
そう考えると、豪ドルもレバを掛けて長期ホールドするよりも、金利を捨てて豪ドル株を買ってまったり持つのも良い方法かなと思ったり・・。
 
豪株投資の手段は限られますが、長期的な株価リターン>金利、かつ株価のボラ>為替のボラが普通は成り立つ。
 
ドル安の反動が世界の株価上昇を招いている面もあるし、ドルキャリートレードでレバレッジの掛かった資金が沢山流入している国は巻戻しにも要注意ですが・・。
 
米決算発表シーズンですが、これもドル安のお蔭で好調なのではと予想されていますね。
 
失望を誘って株安ドル高に振れるか、決算シーズン終了後に好材料出尽くしで軟調かレンジ推移のどちらかで、このペースで株高・資源高・ドル安は続かないと思いますが、さて?
 
長期的には米国の医療保険改革案成立が財政悪化懸念からドル安という連動ができますが、財政悪化懸念なら日本も負けていないので(?)、ドル安円高も長期では続かないと思いますが、さて?
 
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