• 2025
  • 2024
  • 2023
  • 2022
  • 2021
  • 2020
  • 2019
  • 2018
  • 2017
  • 2016
  • 2015
  • 2014
  • 2013
  • 2012
  • 2011
  • 2010
  • 2009
  • 2008
  • 今年のNISAロールオーバーの際も2024年開始の新NISAを見据えた理解が欠かせない! | 経済的自由の実践投資備忘録

    今年のNISAロールオーバーの際も2024年開始の新NISAを見据えた理解が欠かせない!

    一般NISAを利用されている方は2016年投資分が非課税終了を迎えるので①2021年投資枠にロールオーバーするか②売却するか③特定(一般)口座移管するかをそろそろ決めるか手続きしなければならない時期だと思います。
    ロールオーバーする際のメリットは120万円の枠に収まらなくても時価で持ち越せることですし、最大10年の非課税期間を得られることですね。
    しかしながら、2024年から開始される新NISAの概要を理解して見据えておかないと現在のロールオーバー方針や銘柄選択も左右されるかも知れません。
     
    新NISAは2024年から始まり投資期間5年非課税5年で一般NISAに似せた制度ですが、年122万円枠の二階建ての制度になります。
    一階部分(20万円枠)は実質「つみたてNISA」枠で同制度の対象商品を積立で購入する方法しか選べません。
    二階部分(102万円枠)は現行の「一般NISA」とほぼ同様で自由に商品を選択することが出来ますが、原則一階部分を利用していないと二階部分の利用が許可されません。
    一般NISA利用者や上場株投資経験者は証券会社に届け出れば二階部分だけ利用することも出来ますが、投資対象は「個別株」に限られてしまい使い勝手は悪くなります。
    (但し一階部分を20万円までフルに使う必要はなく、最低金額で積立設定さえしていれば二階を使えるようなので抜け道はありそうですが・・?)
     
    一般NISAから新NISAへロールオーバーすることも可能ですが、複雑ではあるもののこの行為が新NISAのデメリットをぶっ壊して絶大なメリットを発揮するケースがあります!
    ロールオーバーの際はまず二階部分(102万円分)から使っていき、足りなければ一階部分(20万円分)を埋めていきます。
     
    例を挙げましょう。
    時価80万円をロールオーバーした場合は、22万円分の二階部分と20万円分の一階部分に新規追加投資が出来ます。
    時価110万円をロールオーバーした場合は、二階部分は使い切って新規投資は出来ずに12万円分の一階部分に新規「積立」投資だけ出来ます!
    (これって嬉しい人そんなにいる?いるなら「つみたて」NISAやってるよね?)
     
    しかしながら、一般NISAと同様に枠を越えても時価で全てロールオーバー出来る仕組みになっているので、時価122万円以上の場合は一階部分の枠も全て埋めた上で全額を持ち越せます。
    何がメリットかはもうおわかりですね?
    新NISA最大のデメリットである「つみたて」強制を取っ払います!
    122万円以上でロールオーバーする際は新NISAでも一般NISAと違いを感じることもなく、実行したら枠を使い切ってまた最大5年放置なので「つみたて?何それ美味しいの?ロールオーバーだからやらないよ!」と言い放てます!?
     
    新NISAも見据えると、今年ロールオーバーして2021年枠に回した分は更に5年後の2026年新NISA枠にも再度ロールオーバーして最大15年の非課税を受けることが可能です。
    或いは途中から始めた人や2016年分は売却の判断をした人でも2021年投資分は2026年に新NISAにロールオーバー出来ることは頭に入れて方針を考えるべきでしょう。
    2026年の時点で120万円の簿価から太っていればいるほど青天井で枠取っ払いのロールオーバーが威力を発揮して、かつ「つみたてNISA」の強要も蹴とばす(!?)ことが出来ます!
     
    新NISAの二階部分は一般NISAと「ほぼ」同様と書きましたが、レバレッジ型投信は購入不可になることは注意が必要でしょう。
    『新NISAへのロールオーバーも考慮するなら今から一般NISAでもレバレッジ型投信の購入は避けるべきでしょう!』
     
    一手段に過ぎない積立という手法を投資シロウトの金融庁が推奨するのは勝手ですが、まず「つみたて」しなければ個別株や指定外商品も買わせないと全ての投資家に上から目線で押し付けるようなやり方は傲慢で「正義」の押し付けや勘違いも甚だしく感じます。
    投資家としてはロールオーバーという有利さも使いながら新NISA制度も上手く利用したいものです!?
    ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

    コメント

    1. mi-ko より:

      勉強させてもらっています。
      遅ればせながら新NISA概要調べました。
      一般NISA利用者なので二階部分だけと思ったのですが、ETFやJ-REETはだめなのですね。一階をまず利用しないと。
       
      2019年枠のロールオーバーから新NISAへとなるのですね。
       
      >時価80万円をロールオーバーした場合は、22万円分の二階部分と20万円分の一階部分に新規追加投資が出来ます。
       
      この場合も、まず一階から利用。
      う~ん、使いにくいですね。
      ただ、この場合ロールオーバー分にはETFやJ-REETがあるけど追加投資分は個別株のみなら、つみたてしないですむのでしょうか?
       
      あと110万円をロールオーバーした場合も122万円以上ロールオーバーした場合も同じかな、と思いました。
      つみたてする気のない私には、102万円以上は全て同じこと。
       
      ただ、おっしゃるように今からその旨頭に入れて上手に利用したいです。

    2. 太助 より:

      mi-koさん、
       複雑ですね。私も全てを理解している訳ではないという前提であくまで個人的な現状認識を書きます。
       >一般NISA利用者なので二階部分だけと思ったのですが、ETFやJ-REETはだめなのですね。一階をまず利用しないと。
       そういう理解をしています。二階だけを使う届出をした場合は二階では個別株しか買えずにETFや1J-REITの購入は不可となる。
      ETF等を買いたい場合は、一階部分を全て埋めなくても「つみたて」をやっておけばいいみたいなので最低金額でやっておくという抜け道はありそうです。
       >この場合ロールオーバー分にはETFやJ-REETがあるけど追加投資分は個別株のみなら、つみたてしないですむのでしょうか?
       正直わかりません(笑)。
      二階部分だけ使う届出をした場合に二階の枠内だけにロールオーバーすることが出来るのか?
      ロールオーバーする銘柄は個別株に限定されずETFやJ-REITでも良いのか?
      出来るのであれば、二階の枠内で個別株を追加投資すれば一階部分は使う必要はない筈ですよね。
      今後記事を続編を書く際の宿題とさせて下さい。
       >あと110万円をロールオーバーした場合も122万円以上ロールオーバーした場合も同じかな、と思いました。
      つみたてする気のない私には、102万円以上は全て同じこと。
       そうなると思います、二階部分しか使いたくないのであれば110万円をロールオーバーした際は一階の残余枠は使わずに放棄すれば良いだけだと思います。
       複雑ですし、現状ではまだ明らかになっていない点もあると思います。
      今後また新たな情報も加えて続編も書いていきますね。

    3. mi-ko より:

      ありがとうございます。
      続編よろしくお願いします。
       
      J-REET間違い、J-REITですね。失礼しました。

    4. 太助 より:

      はい、よろしくお願いします。

    タイトルとURLをコピーしました