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  • 楽天グループの株主優待「楽天モバイル1年無料」は利回り30%越えの大盤振る舞い!? | 経済的自由の実践投資備忘録

    楽天グループの株主優待「楽天モバイル1年無料」は利回り30%越えの大盤振る舞い!?

    楽天グループが来期の株主優待を公表しましたが、「楽天モバイル」回線の音声+データ30GB/月プランの1年間無料提供となりました!
     
    これは今期の優待内容を引き続き提供することになりますが、元々1年前に発表された今季優待は音声なしデータSIMの数カ月限定提供でしたが、無配となったお詫びみたいな形で優待をグレードアップさせた経緯があります。
    また、優待の継続は保証されていなかったのでこの発表に株価も反応して800円台から900円台へと必要額1万円程度ジャンプアップしました。
     
    株主に提供される内容は法人向けに月額3,058円(税込)で提供されている「音声+データ30GB」プランと同等と考えられ、年額ベースでは36,696円になります。
    これが1年無料ということは株価を現状より少し高く投資額10万円で見積もっても優待利回りは36%を越えるので大盤振る舞いです!
    通話無料でもそんなに掛けないし自分にはデータ3GBで充分という人でも低めに月1000円の価値と見積もっても、優待利回りは約12%にもなるので魅力的な優待であることには変わりません。
     
    でも、優待目的で楽天株を保有する場合は優待の継続は保証されていないので今回の1年限りでもし続けばラッキー程度に考えておいた方が良さそうです。
    何年も継続するにはサービスし過ぎで持続可能な優待制度とは思えません。
     
    では、楽天グループは何故こんな大盤振る舞いの優待を導入したのでしょうか?
    一番の目的はシンプルに個人株主に使って貰ってサービスを気に入って貰い正式に楽天モバイルと契約して貰い利用者を増やしたいからでしょう。
    以前も1年無料とか(物議を醸した)月1GB未満利用なら無料のプラン変更とかやっていましたが、電波状況や使い勝手の改善を実感してもらって一旦去った客にも戻ってきて貰いたい。
    と同時に株主になって貰い(低迷の長い?)楽天株を支えて貰いたい。
     
    もう1つの目的は公には言いませんが、契約数の水増し、もとい株主の無料利用も含めた利用者数をカウントして対外発表の契約者数を多く見せられるメリットがあるからでしょう!?
    (但し、実際に株主優待分を契約数にカウントしているかは把握していません。でも、楽天さんが含められるものなら含めない訳がないと!?)
     
    24年11月現在で楽天モバイルのMVNO含む全契約数が812万回線、MNO契約が741万回線となっています。
     
    どこに株主優待分が含まれているのか不明ですが、仮に含まれているとすれば、1年無料の株主優待を止めてしまうことでおそらく数十万回線規模の契約が一気に減ってしまうと見栄えが良くない。
    せっかく世間は楽天モバイルの契約数が順調に伸びていると受け止めていて、かつ大目標の1千万回線が視野に入って来たところで1年無料を止めるのは得策でない。
    少なくとも1年は延長して1千万回線を達成した上で株主に切り替えの正式有料契約か解約を迫るのがベスト。
    もちろん優待改悪は株価への影響も大きくようやく6万円台の底から回復したところで個人株主に逃げられるのもタイミングは良くない。
    まあ、三木谷さんの考えていることはこんな感じでしょう!?
     
    楽天モバイル並びに楽天グループの財務状況を鑑みれば、大盤振る舞いの株主優待をいつまでも続ける余裕はなく、今回で大盤振る舞いの1年無料は終わりと考えておいた方が良いと思います。
    来年中に1千万契約を達成しなければ契約数を減らしたくないから更に1年延長もあるかも知れないってところでしょう!?
     
    非常にオトクな株主優待ですが、デメリットはMNPが出来ずに楽天モバイルが新規発番する電話番号になること。
    従い、アプリによる無料通話も自分のメイン回線を発信番号にすることは出来ません。
     
    1年無料を活かすならメイン回線は主に電話着信用として、現利用キャリアの最安プランやほぼ無料で維持できるpovoやMVNO日本通信の290円プラン等に移行するのが良さそうです。
    その他にもデータ利用量の確認が出来ない(月30GB使い切る人はいつ200kbpsの速度制限が掛かるかわからない)等のデメリットもあるようなので、本気でこの優待を狙う人は条件をよく確認した方が良いでしょう。
     
    国内株の年内受渡は12月26日約定分までなので、この優待を取りに行くならもう数日しかありません。
    株主優待にウキウキで850円近辺から1000円まで上昇した株価も一旦頭を打って900円台で推移しているので少し買いやすくなったかなとは思いますが、優待利回りも現状なら40%近いし!?
     
    別に推奨ではないし(私に何のメリットもない)少し美味しすぎる優待だと思ったので紹介してみました。
    取る取らないや楽天の株価に対する評価は自己責任でどうぞ。
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