昨日日経平均が26年ぶりの安値を付けました。
今日も下げて、一時7千円を割り込んでいます。
昨日香港ハンセン指数は12.7%下げました。
もう笑ってしまいます。
ファンダメンタルもテクニカルもヘチマもヘッタクレもありません。
(いや、ボッタクラレ!?)
世界のトヨタを始めPBRが1倍割れになっている企業がゴロゴロあります。
PBR1倍割れを簡単に説明すると、今すぐ会社を解散して株主に資産を還元すると、投資家は確実に利益を手にできる状態。
もっと簡単に言うと、トヨタにカローラ1台分の投資をしたら、レクサスの現物をリターンで得られるかも!?
こういう状況を見せつけられると、長期投資って何ぞや?と考えてしまいます。
26年前に日本の大企業に分散投資して安心していたのに、四半世紀後に平均株価は全く上がってなくて、資産も全く増えていないというのが今の現実です。
堅実に定期預金していた方がノーリスクで確実に資産は増えていたと現時点では悲しいかな数字が証明しています。
(本当は配当金があるので、ちょっとゴマカシですけど預金金利以下でしょう。)
これはバブル崩壊のあった日本株だからという特殊要因はありますが、今回長期投資も恐ろしいと感じました。
勿論、下がったものはまた上がるし現時点をゴールとして語るのは極論ですが、老後資金のためにと35歳で日本株に投資した資金が定年を迎えた時に全く増えていなかったということは現時点での紛れもない事実として認識すべきだと思います。
また長期投資では四半世紀後の予想など全く当てになりません。
25年前に日本の現状を予測できていた人は居ないでしょう。
米国を抜いて世界一の経済大国になると楽観予想していた人も多かったのではないでしょうか?
(私はその頃ガキンチョなので何も考えていませんでしたが)
従って、資本主義は長期的に発展成長するという前提に立って株式投資を行うのですが、国・企業の選択とタイミングを間違えれば数十年後の必要な時に増えずに減っている可能性もあると教えてくれています。
(正確に言えば、長期投資のタイミングは選べずに運です。自分が生きている期間は自分で決められないので。)
長期投資でも、未来は不確実という大前提を忘れずに、充分に利が乗れば利確して再投資せずにキャッシュで持っておいて、大きく下げた時に買いを入れる余裕が重要だと痛感しました。
(数カ月単位ではなく数年単位の話です)
そんなことをツラツラ考える今日この頃です。
(まとまりがありませんが、まだ纏めたくないのです。)
<P.S.>
くりっくのランドのスワップは20円でした。フォーランドの30円は別格ですが、HiroseTrader(SAXO)が23円です。
決してスワップが良いとは言えませんが、これも平常時で比較しないとわかりませんね。
[←参考になりましたら一押し。m(._.)m]
コメント
こんばんは。あまりに寒いので、昨シーズンの残り灯油でヒーターをつけてみたら、異様に焦げ臭く、即修理に出した虎穴です。
長期投資の危険性。確かに考えてしまいますね。でも、バフェットさんに尋ねると、「買う時点で成長性のある銘柄を見極めて『最初に全額くれてやる』と覚悟するのが真の長期投資だよ」と諭されそう…。
しかし、バフェット流のが「投資」で考えると、私たち「一般人の投資」はどちらかというと、値鞘を狙った「投機」であって、本来の意味合いとは違うのかもしれませんね(*_*)
長期運用の危険性でいえば、太助さんの仰る通り、確かに現状では預金組が勝ちの状態ですが、預金も厳密にはインフレリスクを背負いますので、こういう状況下でも、やはり、貯蓄と「投機」に資金を分散して、損失をヘッジしあいながら、きちきち積み上げていこうと、思います(^_^)
こんにちは。
原油価格が落ち着いたので助かりますね。
今や1バレル65ドルですよ。
これを予測できた者が人間の中にいるのでしょうか?(笑)
ましてや四半世紀後の予測など占いですね。
本文には書かなかったのですが、短期トレードの場合逆方向に行けば損切りするのがノーマルですよね。10分後に間違いを認めたりする訳です。
長期投資の場合、四半世紀後にやっぱり儲からないと気付いても、そこからやり直すのは大変ですよね。(人生のスパンという面でも)
これが大きなデメリットかなと。
勿論、25年の時間を見方につけても資産が増えないのはレアケースだと思うのですが、それも踏まえて、これからの自分の投資方針をモヤモヤと考えています。
おはようございます。本社から仕事用途のガソリン代補助切り下げの連絡がありまして「補助上げる時は鈍いのに、下げるのは光速かよ!」とぼやいている虎穴です。本当、あの140㌦後半はなんだったのかとぶつぶつ…。
長期投資の難しさは仰る通りですね。FXではよく資金に対するレバレッジを「○倍までが無難」などと表現しますが、投資期間もレバレッジなんだろうなと思います。私のノートには、アイデアの一つで、「縦軸に対資金レバ、横軸に対時間レバをとって書いたグラフ」がありますが、これは0(出発点)から離れれば離れるほど、プロフィットとリスクがそろって増えていく形になります。あくまで期待値や破産率を無視した極論ですが、「レバ1で投資期間10年」と「レバ10で投資期間1日」は実はイコール?みたいな。リスクを抑えれば、中期で中レバが効率がよいという結論になりそうですが、まだまだ研究余地ありまくりですね(*_*)
こんにちは。
>「レバ1で投資期間10年」と「レバ10で投資期間1日」は実はイコール?みたいな。
その通りだと思います。
例えば、レバ10のスワップ派(そんな奴はいない?)は10年分の金利収入を1年で取りに行く行為です。
全てを失うことを辞さないのなら。
まあまあ安全なのが「3年分の金利収入を1年で取りに行きましょう」でしたが、このルールも書き換えられるのでしょう。
はじめまして。投資ブログランキングで少し下にランキングされている「投資指南コアネットナビ・デイリー」の岩田と申します。
「長期投資は危険?」というタイトルが気になって入ってみました。
当方ではまさに単純な長期投資の有効性を否定するコメントをずっと発し続けてきました。特に投資信託の買いっぱなしはロクなことにならないと主張をしております。
今後とも情報交換をよろしくお願いします。
岩田さん、はじめまして。
私は長期投資(買いっぱなし)について部分的な懐疑ですが、投資経験が長いわけでもなく、自分のスタンスはこうあるべきと凝り固まりたくはないと考えております。
貴ブログを時間を余裕がある時に拝見させてください。
こちらこそ宜しくお願いいたします。