最悪材料と若干の好材料が入り混じる相場!バックミラーを見てアクセルを踏め!?

新年度入りした相場は順調なスタートを切りましたね。
 
昨夜米国で大きめの指標が2つ発表されましたが、最悪の数字と非常に悪いながらも若干改善が見られる数字でした。
 
3月のADP雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比74万2000人減で市場予想(65万6000人減)以上に大幅悪化。
 
ISM景況感指数が36.3と非常に低い水準ながらも3カ月連続で上昇。
 
この結果をNYダウは好感してその他要因も含めて2%の上昇で引けました。
 
米国の失業率は二桁に達するとも言われますが、ADPの結果が酷かったことで金曜日の雇用統計に対して免疫がついたかも知れませんね。
 
昨日の日銀短観も含めて戦後最悪とか統計開始以来最悪の悲観指標は目白押しで出てきています。
 
しかしながら、ISM指数のように酷い状況ながらも改善が見られると、やっぱり今が景気の最悪期で脱するのではとの期待で株は買われます。
 


バックミラーで過去を確認しつつ、あ~最悪だったよね、でも前は暗くないよとアクセルを踏み込むようなものです。
 
誰だって、このエレベーターが最上階へ行くと知っていれば他人より先に下の階で乗りたい訳です。
 
上に行くつもりが、着いたら地下の食品フロアでドアが開いた瞬間に目が点になった経験があるのは私だけではないでしょう!?
 
他人より先にアクセルを踏めば儲けも大きいですが、あっ間違えたと急ブレーキでケガする危険もある訳です。
(私は既に崖から落ちているので良いですけど!?)
 
株価は景気に先行して半年前に底を打つと言われますが、人間は金が掛かっていると真剣に考えるから投資家は結構賢いのかも知れません・・?
 
1年前の4月も似たような状況で多くが上がる訳ないだろと懐疑する中スルスルと上げていきました。
しかし、その後急ブレーキで、結果として懐疑派は正しかった。
 
今回は「既に底を打った」「ベアマーケットの一時的上昇に過ぎない」など様々な見方があるようです。
 
専門家が揃って同じ方向を言い始める方が怖いので、意見が割れている方が良いのではないでしょうか?
 
悲観論者の最後の1人が底を打ったと判断する時に相場は天井を打つ!?
 
新年度は新規資金の流入も期待できるし上がり易いのかも知れませんが、GM爆弾を抱えたまま堅調すぎるのも怖いですね。
 
皆さんはどのように予想するでしょうか?
 
少なくともフィーリングで「こんなに景気が悪いのに相場が上がる訳ない」と決め付けずに事実や数字を確認すべきでしょう。
 
バックミラーを確認してアクセルとブレーキを使い分けましょう!
(私もブレーキを使うのは苦手です・・。)
 
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コメント

  1. 太助 より:

    おはようございます(^^)/
    今朝は朝礼に間に合いました。
     今日も読ませて頂きありがとうございます。
     “専門家が揃って同じ方向を言い始める方が怖いので、意見が割れている方が良いのではないでしょうか?”
     まったく同感です。よくウォール・ストリートのタクシー
    の運転手は云々の例え話がございますが、
    皆が↓と思ったら↑に、↓と思ったら↑
    に行きますよね。「時すでに遅し」
    『主婦が株の話しを井戸端会議でし始めたら全面安』と同じでしょうか?
     私もニュートラルな心理状態で臨みたいと思います。
     本日もご利用させて頂き、まことにありがとうございました。ポチッ
    こんにちは(^^)/
    今日も読んで頂きありがとうございます。
     株が上がっているという理由で買うのは短期トレードだけの話ですよね。
     素人だけではなく、テレビで夜11からの経済ニュース(と言えばわかりますね)でコメントしている専門家まで
    「個人は株が下がると買いを入れるが、プロは下がれば売るんですよ」
    と偉そうにとんちんかんなコメントをしていましたが、トレードと投資を区別せずに考えたり話したりする人が多すぎますね。
     リーマンショック後の話だったと思いますが、あの恐怖の中で買いを入れた個人は今皆儲かっているはずです。
    話がずれますが、質の観点からも日本のメディアに振り回されてはいけませんね。

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