ベトナム・ドバイの次に日本を席巻する新興国投資ブームはずばりインドネシアと予想!

スマトラ沖地震の1日も早い救済・復旧を祈念します。
 
 
先日ベトナム・ドバイのその後を取り上げましたが、次に日本で盛り上がる新興国投資ブームはずばりインドネシアだ!
と予想しておきます。
 
日本のブームは煽られる側が作るのではなく、煽る側が人為的に作り出すものだと思います。
インドネシアは煽られる条件が3つ揃っているように思います。
 
①成長を期待させるファンダメンタルズ
インドネシアはBRICsに次ぐ有望な新興国群と言われたVISTA(死語?)の一角です。
 
この中でベトナムは煽られましたし、高金利でも有名な南ア・トルコは投資対象国としてそれなりの存在感はありますが、インドネシア・アルゼンチンは今ひとつ目立っていなかったと思います。
 
しかし、インドネシアはASEANにおける大国です。(人口が多く国土が広いという意味です。)
 
アジアが注目され、中国の存在感が増す中、アセアン地域もその恩恵を受けて発展すると考えられています。
 
成長率はベトナムに劣っても、安定感はインドネシアの方があると考えられると思います。(勿論どんぐりの背比べですけど)
 
また、PwCの長期予想では2050年にはインドネシアが日本のGDPに肉薄するという予想もあり、2億人を超える日本の2倍の人口は長期的成長の武器になるでしょう。
(40年後の予想は上にも下にもアテになりませんけど)
 
そして最重要なのが、日本で煽る際の武器になる洋モノブランドによる造語・キャッチフレーズ!
 


ゴールドマンサックスが「チャインドネシア」という造語を作っています!
(そのまんまやん!もうちょっとひねらんかい!)
 
説明するまでもないですが、中国・インド・インドネシアをアジアの有望新興国としてGSが括ってしまいました。
(↓GSのポジトークに興味があれば。その恩恵を受ける日本株ですけど。)
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-10231320090727
 
さあこれで煽り易くなりましたよ。日本人は乗りますよ。
ウォール街のあの「金の男」もプッシュしているって。
 
②株価の急上昇
これが一番重要です。ほら、株価が急騰していよ乗らなきゃソンソンと。
下はインドネシアの株価指数5年チャートですが、世界でもトップクラスの美しさですね!?
JKSE_091001.png
 
底値から2倍以上になって、なんと過去最高値更新を狙えるところまで上昇していると言っても過言ではありません。(あと15%上昇すれば・・)
 
煽られて乗る人は上がり過ぎてそろそろ危険ではなんて考えない人達です!?
これは美味しい!
 
③ぼったくり商品の投入が可能?
投資手段が限られていて、成功報酬やクローズドエンド型のぼったくり商品の投入が可能だと一生懸命煽ります。
 
ベトナムやドバイほどではありませんが、インドネシアも単独で投資したくても手段が限られます。
 
アイザワ証券が08年1月にインドネシア単独の投資信託を設定していますが、成功報酬が設定されているしドル建てで余計な為替手数料も取られるのでかなり抜かれます。
 
また、アイザワ証券でインドネシアの個別株投資も可能ですが、これも為替を含め手数料が高額です。
(実は私はインドネシアの個別株を持っていたことがあります!?)
 
米国でも09年1月に初めてインドネシアのETFが上場されましたが、日本では購入できません。(←でも、これが一番良い手段だと思います。)
 
アセアンに特化した投信はいくつかありますが、私が持っているアセアン成長国ファンドはインドネシアの比率が12.6%ですから、インドネシア投資の代替にはなりません。
 
ということで、これからはインドネシアだ!
と煽りが入るではないかと思います。
(あの頃はベトナムだ!と言っていた人に限ってさ!?)
 
念のため、ブーム到来予想であって株価上昇予想ではありませんが、私はインドネシアも長期的には有望だと捉えています。
 
単独で低コストで気軽に投資できる手段があれば良いのですけどね・・。
 
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