ピッツバーグG20を振り返る!米国に有利なルールが世界のルールは健在!&迷走藤井発言面白すぎ!

藤井さんネタ続けますよ、面白すぎるもの!
 
瞑想(変換間違えたけどある意味正しい!?)、いや迷走を続ける藤井さんの深みのあるご発言!(ロイターより)
 
藤井さんは29日の閣議終了後に、1930年代に多くの国が自国通貨の切り下げ競争に走ったことが、第2次世界大戦を引き起こした経済的側面と述べた上で
「継続的な通貨安政策は、戦前の例に照らしても世界経済が破滅する」
と指摘したそうです!?
 
生き字引きですね!
80年前の話ですよ。社会も制度も随分変わってますけどね。
 
確かに世界恐慌と比較されるほどの危機ですが、世界経済が破滅する可能性があるから円安政策は良くないという論はあまりにも突飛だと思います。
また「継続的な通貨安政策」を誰が唱えているのでしょうか?
 
藤井さんの悠久の歴史の中では10円20円の変動は誤差の範囲なんでしょうね!?
 
自分の発言について「市場が曲げて解釈している」と述べたそうですが、そんないい加減な市場に任せておいても為替は安定しないことを学んで下さい。
 
人間一生勉強ですよね!
 
世界経済破滅妄想の前に、現実世界では日本の輸出業が壊滅してしまいます・・。
「欲しがりません勝つまでは!」の時代ではござりませぬ・・。
 
本題です。先週末のピッツバーグG20を振り返りましょう。
 


●景気回復が確実になるまで景気刺激策を継続すること、
●世界経済の不均衡に対して各国が取り組むこと
を共同声明で表明しました。
 
また、金融危機の再発防止のために
●自己資本比率規制強化を2012年までに段階的に実施すること、
●金融機関の報酬制限についてFSB勧告を支持すること
を表明しました。
 
この他にG20サミットが定例化されることも重要だと思います。
私がブログで爺7と表記し続けた通りの展開で、今後G7・8は形骸化してG20あるいは国連に舞台は移っていくと思います。
 
世界経済の不均衡に関しては、日中等の輸出大国が内需拡大し、米国が財務削減と過剰消費体質だった国民が貯蓄し増える外需で輸出を増やすという方向性です。
 
米国がルールを変えれば世界のルールが変わることは健在ですが、大統領が変わって新たな考え方になっているので仕方ないと思います。(無茶なわがままを言っている訳ではない。)
 
これに沿って、鳩山総理も「内需振興に思い切って政策を転換させていく」と発言しました。
 
従って、ドル安円高は不均衡是正に寄与することになりますし、それが藤井発言にも反映されていたのだと思います。
 
だからと言って、日本がババを引かされる必要は全くないと思うのですけど・・。
日本が中国のように内需拡大するのは簡単ではなく、円高・外需減・増え(ない)内需ではトリプルパンチになりかねません。
 
よく言われているようにプラザ合意再びということですね。
よく言われているように過度でなければドル安は米国にとっても好都合です。
 
私は何度も書いているように、極めてチャレンジングな内需拡大以上に新興国の外需を取り込んでいくことが日本にとっては重要だと思います。
 
米国の過剰消費に頼った世界経済は死んで、復活はしないのでしょう。
ウォール街のイケイケは抑え込めるのだろうか?抑えても別の産業を育てなければならず、米国にとってもチャレンジですね。
 
世界の会合では、各国が国益と思惑を隠しながら合意している訳で、あまり生真面目な優等生過ぎては日本の国益を損なうことになりかねないと思います。
 
世界経済を破滅させない適度さにおいて、日本はまだまだ円安万歳ですよ!
(最後に藤井さんネタに引っ掛けられて良かった!?)
 
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