TOPIXの失われた30年!?ソニー・パナソニックの歴史的安値もギリシャのせい?

今週初めのTOPIXは前週の米国株急落の影響等でバブル崩壊後の安値も下回って、なんと1983年12月13日以来の28年ぶり歴史的安値を付けました。
 
これはなんとも残念なTopics(話題)ですね!?
 
1983年は、東京ディズニーランドが開園し、NHKで「おしん」が放送され、任天堂がファミコンを発売し、食品では「アクエリアス」「カロリーメイト」が発売された年です。
 
28年の歳月を感じるような感じないような、でも日本が右肩上がりの真っ最中だったなとミッキーとマリオに感じる訳です!?
 
よく考えると(いや考えなくても)、ファミコンが新発売された頃に東証一部上場企業の株を買って、成長を楽しみにタイムカプセルに入れて28年後に掘り出してみたら、全く増えも減りもせず当時のままだったという凄い状況です。
 
TOPIXの失われた30年の株価はどの「病み」、もとい「闇」へと消えてしまったのか?
 


安住さん、ギリシャやスペインの欧州債務危機のせいですか?それとも悪いのは米雇用統計?
「日本経済の実態は全く悪くない」って財務相の認識がリップサービスではなく本音だとしたら、TOPIXのバブル後安値更新はあなた方の「せい」ではと言いたくなる・・。
 
世界のソニー1000円割れ、世界のパナソニック500割れと仲良く32年ぶりに大台を割り込みました。
失われた株価30年はまさに日本経済の現状の実態を反映していると謙虚に受け止めるべきではないのだろうか?
 
ソニーの名前を世界に知らしめたあの「ウォークマン」の発売が1979年だから、今のソニーの株価はカセットテープ時代に「巻き戻し」だ!?
「早送り」のボタンは故障したままか、かつては世界のソニーよ!
その頃は世界のNintendoが電子機械ではなく、花札やトランプを売って儲けていた時代だ!
 
加えて言うと、短期的にはギリシャ問題が日本の株価を押し下げているのは事実だけど、たいてい日本の政治の混乱も世界の経済危機と同時期に起こっています。
(もちろん今も。まあ日本の政治の混乱はギリシャ以上に常日頃だからだけど!?)
 
スペインの株安がたかが9年ぶり程度なのに、日本の30年ぶり株安をスペインの「せい」にしてはいけない!
世界で何十年ぶりの株価安値を競っているのは、ギリシャと日本ですから・・orz。
 
ソニーや任天堂の復活も大事ですが、日本企業にもマリオに代わる新しいキャラクターが登場し、ウォークマンに匹敵する革命を起こせるニューフェースが出てこないと・・。
 
TOPIXの失われた30年は、真ん中で経団連企業が胡坐をかいてふんぞり返って、彼らを脅かすニューパワーが二部や新興市場から育って東証一部平均株価を押し上げていない故である!
 
日本経済の新陳代謝の悪さ(政財官全てのせい)を象徴していると受け止めるべきで、ソニーやパナの復活を願って、ギリシャやスペインのせいにして、取り戻せる30年の株価ではない!
 
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