言いたい放題の巻!
タイムリーに子供手当に所得制限を掛ける掛けないと永田町が盛り上がってきました!?
予定にはありませんでしたが、ついでに斬りましょう!
ドン小沢の内閣への命令?、いやいや要望もあったようですが、彼らに決められるのでしょうか?
問題の1つは既に述べた通り、この手当ての目的が不明確なので議論なんてまとまる訳がありません。
もう1つの問題は、定額給付金と同様で日本の政治家が議論しても情緒的な感情論で妥協の産物にしかならないからです。
(大抵余計おかしくなる!)
さっそく感情論が飛び出していますが、私にはよくわかりません。
亀井大臣は「亀井の孫が手当ては貰うのはおかしいでしょ。いくらかわいくても」といかにも国民に受けそうな発言をしましたが、亀井の孫だと何故貰ってはいけないのでしょうか?
亀井の孫だから渡さないのは差別ではないのでしょうか?
(敢えて議論を吹っかけてるだけですけど!?)
所得制限は子供のお爺ちゃんの収入も基準にするのでしょうか?
鳩山総理はドン小沢のプレッシャーを受けて(?)、「大金持ちで、本当にお子さんに子ども手当が必要なのかどうなのかという議論は、世論の中でかなり必要もないという声が多いものですから・・。」とコメントしました。
こんなことは全然問題の本質ではないと思いますよ。
大金持ちに子供手当が必要ないことは鳩山さんが最初から一番よくわかっていることです。
大金持ちに所得制限掛けるかどうかなんて、単なる感情論でどうでも良いことですよ。
1万世帯の内1世帯だけ配らないなんて決めたって、削減できる財源は0.01%だけです!
問題は、中金持ち・小金持ちにどこで線を引いて制限かけるかということです。
定額給付金と似たような議論にしかなりませんよ、総理が貰ってホテルのバーで一晩で使おうがどうでもいいことなんですよ、財源のうち1・2万円の話なので。
目的がはっきりしていないから、あーだこーだと論理に欠如したニッポンのオヤジ達がわめくだけでロクな議論にならないでしょう。
個人的には(コンセプトが理解できないので)子供手当てには肯定的ではありませんが、何れにせよやるのであれば、大きな変更なく継続されることに重点を置くべきだと思います。
(年金改革も同じなのですけど)
金額が子供1人あたり2万6千円という規模になれば、生活設計がそれに合わせて変わってきます。
例えば、子供手当てをあてにして子供を学費のかかる私立に入れたのに、1年後には所得制限がかかったり減額されたりするのでは、危なくてそれこそ土日のレジャー費用か貯蓄にしか使えないってオチになりかねません。
持続可能な手当てでなければ単なる一時所得です。
私の勝手で無責任な予想では、当初半額の1万3千円で始めて一年後にも財源はないので半額の1万3千円で継続されるのではないかと予測しますが、信じてアテにしている方は困っちゃいますよね。
公約守れないなら早めに言ってもらわないと・・。
個性豊かな大臣で民主党内でも意見が食い違うのに、横からは亀井さんがかき回して、後ろからはドン小沢さんが睨みをきかして、鳩山さんに上手くまとめることが出来るのだろうか?
私は子供手当てをコンセプトから徹底的に見直した方が良いという立場ですけど、現金を撒くならちゃんと計画的・継続的に撒かないと使う側は使い道に困りますよ!?
[←参考になりましたら一押し。m(._.)m]
コメント
私は子供手当ての考え方(発想)自体には反対ではないのですが、おっしゃるとおり、この制度は一度始めたらやめられない種類のものですので、制度設計が非常に重要です。
郵政民営化が政権が変わった途端にこれだけ変わるのですから、子供をたくさんもうけた途端に支給を打ち切られたりしないか・・・なんて誰でも考えられることで、誰もアテにしないと思うので、民主党が想定しているような効果は無いと思います。
手当てがあろうと無かろうと、子供をつくる家庭はつくると思いますので「2人以上の子供がいる家庭は3人目でさらに倍・4人目でさらに・・・と累進制にして所得制限なし!」なんて方向性にした方がインセンティブになるような気がします。我々の世代を支えてくれる子供が増えるし、長い目で見れば内需拡大に繋がるのでは? と思います。
う~ん、子供手当ては二人目からにしたらどうかというのが私の感じるところなのですが・・・。
どうも民主党のマニフェストが所詮選挙のためのカードスタッキングであったということが露呈して来ている感じです。
今後マスコミによる持ち上げ(バンドワゴン効果)もガス欠になってきそうです。 ガソリンの暫定税率の継続、扶養控除の廃止や特定扶養控除の所得制限の動きからみても「結局は大幅増税」以外の何物でもないのではないでしょうか。
来年選挙が終わったら環境税の名で新たに増税をしそうなかんじですね。
子供手当てに所得制限をしたり高所得者の税率を上げたり(今後やると思います)することは結局個人が資産を持つことの否定でありまさに「金の卵を産む鶏を殺す」ようなものだと思います。
今後高所得者のみならず中間層からも搾取しようという意図がみえてくるのは私だけではないでしょう。
わたしは高所得者ではないですが来年の選挙の投票行動には慎重にならざるえないといったところです(でもまともな「銘柄」がないのも困ったものですが・・・笑)。
なぞペンさん、
>制度設計が非常に重要です。
その通りです。
社会正義の観点からも検討されているようです・・!?
少なくとも最低限何を約束できて何を約束できないかを政府は明確にすべきで、財源もない状況で過度に期待させない方が良いと思うのですけど・・。
>長い目で見れば内需拡大に繋がるのでは?
借金を増やすことなしに子供手当てを息長く続けていくことが大事ですね。
オージーさん、
>子供手当ては二人目からにしたらどうかというのが
私もその方がベターだと思います。
>高所得者の税率を上げたり
私も高所得者ではないですが、既に最高税率50%なのに簡単に更に金持ちから取れば良いという考えには賛成できません。(今の民主党には少なくないように思いますが)
法人税も限界であり、基本的に増税の余地なんて日本にはないと思っています。
そういう意味では、子供手当も消費税を何%上げるかの議論と共に再度見直すべきであり、それまでは試行段階で支給すると明言すべきだと思うのですが・・。
無駄を減らして財源を作ると言っていた訳で、それが出来ずに増税で賄うことになるなら再度民意は問うべきだと思うのですが・・。
選挙を考える
→世論に気に入られたい
→世論は感情的に金持ちへ金を配ることに否定的
→所得制限した方がいいだろう
こんな感じですよね。
世論を意識して、実際の効果の議論が抜けてしまっています。
いやいや、子持ち仮定への富の分配が目的だろうって・・・という本質がなくなっている気がします。
金持ちへ子持ち世代への優遇が嫌なら所得税を1%引き上げればいい話です。高所得者世帯への給付にアレルギー反応を示す人からこの意見が少ないことが疑問です。
そもそもは近年の自民党がどんな国にするのかというビジョンが無いままにツギハギの政策を実施してきて、ビジョンの無い民主党が政権を奪取したことが根本の題なのでしょうが・・・
金持ちや大企業は日本から出て行けとばかりの冷遇をしたいのでしょうか?(笑)
政府が分配する原資を一番納めてくれるのは誰なのでしょうね?
全般的にこういう単純さを感じてしまいます。(だから逆効果になる。)
日本に溢れていた富が今後も努力なしに当たり前のようにそこにあるものだと思っている節があるように見受けますが、とんでもない間違いだと思います。
おぼろげながらビジョンは感じるのですが、例えば「社会で子供を育てるんだ」と言っても社会に金を出させる以上の何をするのかがわかりません。
子育てを親や学校任せではない社会のあり方を考えているのだと思いますが、(私が知らないだけかも知れませんが)次のステップを期待します!?