国債を持てる男子は女性にモテる！？安全・手軽に笑顔で借金増やす国の財務省は破れかぶれ！？

６月３０日まで個人向け国債の募集が行われていますが、財務省が若者向けにフリーペーパーで「国債を持てる男子は女性にモテる」と広告を出して話題になっています。
 
ブルームバーグで海外にも報道されて、フランスの銀行のアナリストに「破れかぶれという感じだ」と真面目(!?)にコメントされたり、英国では「奇妙な売り文句」だと紹介されたようです。（アハハ！）
 
海外から見たら奇妙でそこまで切迫しているのかと思えるかも知れませんが、日本のおバカ広告では普通です。（財務省がやるかって問題はありますけど）
 
「国債買う人は勝ち組！」
「デキる男は日本国債で運用！」
「今時国債も持っていないの？遅れてる！」
「原宿界隈で国債が大流行！」
とか、いい加減なことを言っていれば、乗っかる人も少なくない国だから仕方ないよ！？
 
この広告で、若い女性の意見として
「株なんかは、やっぱり専門の投資家がやるものだと思うし、生活のことを考えるとちょっと怖いんです」
と株よりも国債買った方がモテるよと思わせる作戦を取っていますが、「貯蓄から投資へ」を真っ向から否定することを役所が言っていいのか？
 

駅に置いてあるフリーペーパーを電車で読んでいる若者に国債を買わせるには、難しいことを言うよりもこんなおバカ広告の方が有効であることは否定しません。
 
でも、そんな層まで相手にして、というより無知な人の方が売りつけるのにも好都合という態度は、フランスのアナリストの言うように「破れかぶれ」なのかも知れません。
 
今回の広告は特別ですが、一般的な個人向け国債の宣伝広告にも「笑顔で資産増やすなら」「安全」「手軽」「選べる」と並んでいます。
 
国民年金の「百年安心の制度」の謳い文句と同じで、安全じゃないから必死でアピールする必要があるのです！
 
今回話題になった広告は固定３年ものの国債ですが、金利はたったの年率０．１９％です！
（どうやって、笑顔で増やすのか教えて欲しい！）
 
モテる男なら、せめてネット銀行の３年定期預金の金利と比較して選択して欲しいし、何故ユーロが売られて金価格が上昇しているのかを説明できればもう合格です！
 
日本国債のリスクは何なのかを押さえて、資産運用を女性に説明・アドバイスできる男子の方がモテると思いますよ！
 
ところで、今日はサッカーW杯の日本vsカメルーン戦ですね。
サッカーは強い方が勝つとは限らないとか、何が起こるかわからないからとか、皆前置きをするのですが（どんだけ期待値低いねん！）、悔いのない全力プレーを期待したいですね。
 
負けても誰も驚かないから、ノープレッシャーだ、頑張れニッポン！
 
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