2015年03月02日

国内ETFの不毛地帯である欧州を中心にUBSの10本が第1弾として東証に上場!

昨年というよりNISA開始以降と言うべきか、国内ETF上場の動きが停滞していたように思います。
しかし、久々に目を引くETFがドカーンと上場されるようです。
UBSファンド・マネジメント(ルクセンブルク)エス・エイが運用するETF10銘柄がJDR形式で3月18日に東証へ上場します!

コード    銘柄名             対象指標
1385 UBS ETF ユーロ圏大型株50   ユーロ・ストックス50レジスタードマーク
1386 UBS ETF 欧州株        MSCIヨーロッパ・インデックス
1387 UBS ETF 欧州通貨圏株     MSCI EMUインデックス
1388 UBS ETF 欧州通貨圏小型株   MSCI EMU小型株インデックス
1389 UBS ETF 英国大型株100     FTSE 100インデックス
1390 UBS ETF MSCIアジア太平洋株  MSCIパシフィック(除く日本)
1391 UBS ETF スイス株       MSCIスイス20/35インデックス
1392 UBS ETF 英国株        MSCI英国インデックス
1393 UBS ETF 米国株        MSCI米国インデックス
1394 UBS ETF 先進国株       MSCIワールド・インデックス

評価すべき点は、これまで国内ETFでは草の根も生えなかった不毛地帯の欧州に関連したETFがドドーンと7本含まれていること!(さすがUBS!)

更には管理報酬がグローバル価格で低廉であること!(いいぞUBS!)
例えば、ユーロ圏大型株50(1385)は0.15%、欧州株(1386)と英国株(1392)は0.20%!
(その他も低廉ですが、詳しくは下記URLのパンフレットPDFで確認ください。)
http://www.tse.or.jp/news/08/150227_a.html

管理報酬0.3%のMSCIワールド連動ETFを評価する声もある層では高まりそうですが、私は極めて歪だった欧州不在の国内ETF市場の地域構成が是正され、欧州にようやく毛が沢山生えた(もとい、もうちょっと上品に)花を沢山咲かせたことを評価したい!

ちょっと残念なのは、個別国ETFが英国とスイスだけでドイツが含まれていないこと。
更にはフランスもあるべきだし、スペイン・イタリア・ギリシャもあれば盛り上がったのに!?(何故かスイスがあるのはさすがUBS!?)
私の国内ETF市場に対する希望はアンチMSCIワールドで、世界中の個別国ETFを可能な限り上場させて頂きたい!

投信より敷居が高いETFでは少し目線を上げて、ポートフォリオは自分で考えて組む、国別構成比を指数に制約されたくないという投資家の期待に応えて頂きたい!
個人的には欧州7カ国個別のETFを上場してくれた方が良いのですが、新興国・フロンティアの後に欧州地域追加という国内ETFの大前進(!?)を評価します!

しかも、今回の10本は「UBS ETFシリーズ」の第1弾に過ぎないようなので、第2・3弾にも期待したいですね。
その為には、本邦投資家も出来高という形でUBSの日本進出に応える必要もありますね。
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posted by 韋駄天太助 at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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