期間中もボベスパ株価指数は上昇基調で59000台に乗せ、年初の40000割れから1.5倍の60000台を狙う展開となっています。
新興国のブラジルにとっても無事に(?)五輪を終えたことが今後の浮上へのキッカケになると良いですね。
日本の総メダル数は史上最多の41個で世界7位でしたが、個人的にはレスリングで3連続逆転勝利での金が印象強く女性の活躍が目立っていたと思います。
彼女達はプレッシャーに弱いとか本番で実力を発揮出来ないと言われる日本の弱みは全く感じさせませんでした。
実際に金12個の内訳は女7:男5で女性の方が貢献しています。
戦後女性と靴下は強くなったが、平成には逆転された・・!?
日本の金メダル獲得男女別推移を見るとなかなか興味深く、時代の傾向が見えてきます。
金メダルだけなら64年東京は獲得最多で16個ですが男15:女1です。
ここから5大会後の84年ロスの金10個までが五輪でも日本が強さを見せた時期ですが、ロスでの金は全て男で女0でした!
実はこの5大会(20年間)で日本女子が獲得した金メダルはたったの3個です!
日本が戦後の復興からバブルを迎える時期でまさに日本の(いびつな!?)モーレツ男社会を反映しています!
88年ソウルはバブル崩壊前夜の時期ですが、日本が4個のメダルしか取れずに全て男だったことは振り返れば日本社会の行き詰った限界と現実を示唆していたのかも知れません!?
ここから五輪でもバブル崩壊と同期するように日本の低迷期が始まり、2000年シドニーまでの4大会は金メダル3から5個しか取れませんでした。
しかし、日本の五輪冬の時代にも確かな変化は起こっていました。
92年バルセロナから00年シドニーまでなんと3大会連続で日本女子が金を獲得しました!
(今なら取れなきゃニュースになりますが、20年で時代は変わりますね!?)
その次の04年アテネ五輪から日本の復活が始まり東京に並ぶ金最多16個を獲得しましたが、一気に女性が逆転し内訳は女7:男5です!
そこから今回リオまで4大会連続で金獲得数は女性が上回り、日本を五輪低迷期から今回リオで世界7位まで押し上げたのは明らかに大和撫子パワーです!
これには日本のお家芸である女子の柔道が92年、レスリングが04年から正式種目になった影響も大きいでしょう。
しかしながら、競泳なんて昔からあるし前畑ガンバレで戦前の1932年に女子が金を取ってから、88年ソウルまでの9大会(36年間)で日本女子は3つの金しか取れずに昭和のヤマトナデシコがスポーツで世界に通用しないという印象を与えていたのは事実で、変化を認めなければ今の競泳女子の強さも説明出来ない。
安倍総理が推進する女性活躍ナンチャラには必ずしも賛同しないが、日本男社会が女性のポテンシャルを潰してきたし今でもまだまだ活かせていないのも事実でしょう。
人数比で女性を必ず役員にしろと国が企業に命令するのは如何なものかと思いますが、制約を取り払って自助努力を促しフェアに評価・処遇する仕組みは大事ですね。
環境が整えられて目標があれば、男でも女でも伸びる人は勝手に伸びます。
リオの閉会式で五輪旗が渡されるのは舛添氏のはずだったが、初の女性知事である小池氏に代わったことも時代の逆らえない流れなのかも知れません・・。
でも、個人的に一番拍手を送りたかった歴史的快挙は男子4x100mリレーの銀ですね。
東京五輪でも男女共に活躍できるように、世界3位の銅メダル取って頭下げて謝罪するような社会的プレッシャーを掛けることなく見守りたいものですね。

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