2017年08月21日

SBI証券と楽天証券が10万円以下約定の株式手数料を無料化!使い道を考えてみた!

SBI証券が9月4日より、1日の約定代金合計額に応じて手数料が決まる「アクティブプラン」において、10万円以下の手数料を無料とすると発表しました!
すると、同日に楽天証券も9月1日より、「1日定額コース」の手数料に約定代金無料を新設すると発表しました!

楽天証券のSBI追随方針が炸裂して、開始営業日を1日早めた上で約定代金30万円までの手数料も値下げして合わせて来ました。
実は楽天証券の1日定額は50万円までが一律で(10万円以下でも)税込463円と高額(!?)だったのですが、改定後は両社とも50万円まで同一で以下の体系になります。

SBI(アクティブ)&楽天(一日定額)
10万円まで  0円!
20万円まで 206円
30万円まで 308円
50万円まで 463円(全て税込)

おー素晴らしい!・・と諸手を挙げて賞賛したくはありません!?
個人的にコスト構造を無視した料金設定は好みません。

10万円までの約定でも、東証への支払いもシステム償却費も人件費も掛かる訳だから料金0円という設定は出来ないはず。
では、そのコストを誰が負担するかと言えば、巨額の取引をする投資家や日々売り買いを何十回転もするトレーダーが落とす大きな手数料でカバーするはずです。

値下げ原資があるなら、本来ならコスト構造的に大口・多売買である彼らの料金が下げられて然るべきなんですよ。
でも好まないからと言って、無料なのにお前は使わないのかと問われれば話は別ですけどね!?

それは、日本独特の株主優待制度に批判的だから言って、牛丼好きの自分が並盛なら年間15杯食べられる優待目当てで吉野家の株を持たないかと言えば話は別なのと同じで!?
証券会社の観点で言えば、一番コストが掛からず売上貢献も小さい10万円以下の約定を無料化したところで売上減にもコスト増にも大きな影響はないし、料金体系で一番下が無料ならインパクトがあって顧客を引き付けられるということでしょう、

既に松井証券はずーっと10万円以下約定は無料化しながら利益を出してやっている訳ですし。
ということで、顧客は横並びで比較し有利なところで取引すればいいだけです。

まず一番有利な使い方はETFで毎月10万円以下の積立投資ですね。
ETFは1単元が数千円とか数万円と小さいですし、仮に10万円以上積み立てる人でも買付日を数回にわければ毎月手数料を無料化出来ます。

また、積立ではなくても1カ月20営業日として毎日買い付ければ月に200万円程度のETF購入は出来ます!?
他には、個別株でも1単元10万円以下の株は沢山あるので、これらは手数料無料で売買できますね。

それとこれは書かないほうがいいのかな(笑)、個人的に使えるなと今思っているのは年末の手数料無料での損益出し調整。
1単元10万円以下のケースに限られるが、
例えば、年間損益合計額を睨みながらSBI証券で持っている株を益(損)出しして買い戻したい場合に、
SBI証券で10万円以下約定の売りを出す(寄り付きでの成り行きか場中の指値で)
楽天証券で10万円以下約定の買いを出して自分の売り玉を買う

この取引って別に問題ないよね?(問題あったら後で消すかも)
これにより、ポートフォリオは変えずに手数料無料で売値と買値も同じで年間損益の調整が可能です!
(1単元10万円以下でも規模が大きいと大変です。12月に毎月これやって月200万円程度の約定なら無料で可能かも!?)

ということで、せっかく無料化してくれたのだから好まなくても利用方法を前向きに考えましょう!?
また、サービスしてくれた証券会社は慈善事業でやってる訳ではないので、別の取引で手数料を気前よく払いましょう!
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
posted by 韋駄天太助 at 11:12 | Comment(0) | 業者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

にほんブログ村 為替ブログへ←参考になりましたら一押し。m(._.)m

コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。