口座数を獲得したから条件で劣って良いと殿様態度に変わった訳ではなく、しっかり改善も行っています!
7月1日から中国株の取引手数料を約定代金の0.55%からなんと50%ダウンの0.275%まで引き下げました!
今までが高過ぎただけなんですが、0.286%のSBI証券も下回ってマネックス証券と並ぶ最安水準まで下げて来ました。
しかも最低手数料を550円、上限手数料を5500円に設定してマネックス証券よりも有利に変更したので、取引手数料の条件だけで見ればマネックス証券も上回っています・・。
大手ネット証券で取引手数料を最良の条件にして攻めているようには見えます・・。
しかしながら、楽天証券で中国株取引をすればコストを抑えられるとは限りません。
楽天証券はまだ中国株取引において大きな弱点を抱えたままだからです。
マネックス証券もSBI証券も決済通貨を「香港ドル」と「日本円」を顧客が選択可能ですが、楽天証券は「日本円」しか選択できません。
これが何を意味するかと言うと、楽天証券は売買の都度往復で為替手数料が発生するということです。
この為替手数料が米国株の米ドルより遥かに高くて、片道15銭に設定されています。
今の香港ドルレートをざっくり17円とすれば、為替手数料は片道約0.88%、往復では1.76%掛かります。
取引手数料の片道0.275%の3倍以上は為替手数料が掛かり、合計で片道のコストが1%を軽く超える訳です。
中国株(香港市場)の取引手数料自体は米国株より遥かに安いので、マネックス証券やSBI証券で一度だけ円から香港ドルに変えて以降は全て外貨決済することでコストを抑えられます。
円貨に一度も戻すことなく外貨決済なら10往復でも100往復でもコストは往復で0.55%程度しか掛からず米国株取引よりもコストメリットがあるのです。
まず楽天証券が改善すべきは取引手数料値下げ以上に中国株式の香港ドル決済導入だと思いますが、何か難しい面があるのでしょうか?
楽天証券でも米国株では当然のように米ドル決済が出来る訳で、他社も普通に中国株の香港ドル決済が可能な現状で、敢えてやらないのか出来ないのかはよくわかりません、
手数料の引き下げ自体にケチをつける訳ではありませんが、中国株取引において楽天証券がマネックス証券とSBI証券にコスト面で劣後するという位置付けには現状でも個人的に何ら変更はございません・・。
但し、条件改悪が続いた楽天証券が中国株において取引手数料を業界最安レベルにまで引き下げたという姿勢は今後の他サービスへの波及も含めて殿様態度に変わってないことを示した期待したいと思います!?

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