KDDI大規模障害で考える低コストなデュアル体制で迂回可能なバックアップ回線常備で自衛!

KDDIの大規模障害で通信インフラの重要性が再認識されましたが、電気やガスとは異なり複数事業者を選べる環境にあるので自衛は可能です。
なんとなくイメージでNTT系のドコモは技術力があって安心で新興楽天はリスクという勝手な先入観を持ちがちですが、私の知る限りは楽天が(試験サービス期間を除く)これまで大規模障害は起こしていないし印象ではドコモの方が多いですね。
例えば今回のKDDI障害もメンテナンスでコアルーターを新製品に置き換える際に発生した訳ですが、楽天ではまだ設備老朽化による更新作業なんて発生する訳がないのでそういうリスクも小さく後発の有利さもありますね。
 
どこかのキャリアを選べば障害とは無縁でいられる訳ではないので、起こった時に自分への被害を最小限に食い止めることが大事になります。
お金が余っている人はドコモとauかソフトバンクの2回線を常に持ち歩いて毎月1万円以上のコストを掛けても良いですが、数年に1度のリスクのために毎月千円以上の保険料を払いたくない人が殆どでしょう。
ノーコストとは行きませんが、なるべく負担にならない通信回線のバックアップ体制を考えたいものです。
 
●固定回線と携帯回線で障害時に相互のバックアップとなる!
自宅にひかり回線等の固定ネット回線があってモバイル1回線を持っていれば既にバックアップ可能な体制と言えます。
携帯網が不通でも自宅に帰ってWIFI接続すればスマホでネットは使えます。
個々の生活スタイルにもよりますが、外出時の障害時に即バックアップが必要ないならこれでも充分ですし特に追加コストも要りません。
自宅に固定電話(ひかり電話含む)がなければ携帯電話発着は出来ない状態になるので、基本料無料のIP電話サービスを契約しておくのも手ですね。
 
また、固定ネット回線の障害時にもモバイル回線があればどのキャリアを選んでも4Gで数十メガの速度は出るのでテザリングで凌げます。(その場合の従量コストには注意)
瞬断でも困るトレーダーではなくても丸一日固定回線が繋がらない状況になればログインして3分で済む投資信託の売買注文すら出せなくなり支障が出るので常に携帯回線で迂回できる体制は安心感につながります。
 
 
●バックアップ回線として優秀なのはpovo!
最近は固定を引かない人も増えたし、固定はあっても外出時の携帯回線だけでバックアップ体制を作りたい人も多いでしょう。
コスト的にもサービス的にもサブのバックアップ回線に一番優秀なのはpovoです!
今回はKDDI障害なので役目は果たせなったと思いますが結果論であり、その為のデュアル回線。
 
基本料無料ですが無課金で維持は出来ないので最安トッピング220円を半年毎に買うとして、年間保険料440円で2つ目の携帯回線を常備出来るのが最大のメリット!
この程度なら一切使わなくても万が一の為に常備しておいてもコスト的に痛くありません。
 
障害時にもデータトッピング「1GB390円/7日間」か、「使い放題330円/24時間」を買えばサクッと迂回完了です。
発信通話料は発生しますが、povoの携帯番号での発着はいつでも可能です。
但し、同一キャリアではバックアップにならないのでメイン(サブ)にはau/UQ(KDDI)以外の回線を選択しましょう。
 
●サブには月額の安いMVNOを選ぶ!
主に障害時のバックアップ用途なら平日昼間に超低速となるかも知れない格安SIM(MVNO)でも構わないし安い方がいいですね!?
最安と思われる日本通信の合理的シンプルプラン290を例に取ると、携帯番号付きのデータ1Gが月額290円という安さです!
但し、安くても毎月コストは掛かるので何らかのサブ用途で使うべきですが、障害時のデータ利用で1Gを越えても追加1Gあたり220円の課金で済むので安いですね。
 
あるいは電話不要のデータ通信だけで良ければ、ロケットモバイルの神プランなら200Kbpsの低速にはなりますがデータ使い放題で月額328円になります。
但し、メインの電話が使えない状況では通話手段がなくなるので基本料無料の050IP電話サービスを契約しておくと良いでしょう。
 
格安SIMなら毎月ワンコイン以下に抑えられますが、数年に一度の障害だけで掛け捨てるのは勿体ないので普段からサブ使いするのが良いでしょう。
MVNOはドコモ系回線が圧倒的に多いので、メインはドコモ以外を選んでサブにドコモ系MVNOをセットするのが良いと思います。
勿論、事業者は限られますがauやソフトバンク系のMVNOとデュアルで激安セットにしても問題ありませんね。
 
●面倒だから障害発生後にeSIM契約ってズボラは注意!
事業者も最近の機種もeSIM対応が増えて来ているので、障害が起こってから即eSIM契約して迂回すれば普段から保険代なんて払う必要なく一番いいだろ?と思うかも知れません。
確かに契約後に物理SIM受領の必要なくすぐに通信が使えるようになるのでコスト面ではこれが一番ですが、最大のネックはeSIM契約するためには快適に繋がるネット環境が絶対条件であること!?パラドックスです。
自宅に帰ってWIFI接続するか、外で無料WIFIを探してからeSIM契約しなければならないのですが、WIFIに繋がったのなら障害回避は解決してもう別回線は要らないだろってことです!?
今回のKDDI障害のように何日も及ぶ場合は翌日以降に備えて別回線をeSIM契約しておくという手はあると思いますが、あまり有効な手段ではないと思います。
 
KDDIけしからん!頭に来たから他へ移転すると言ったって人間のやる事なので障害はどこでも起こり得るし、障害を起こさない事業者を予見して選択するのは不可能です!
(ドコモなら安心?はあ?障害実績はそう語っていない!)
携帯回線の維持費が劇的に下がったのでデュアル運用もそれ程コストを掛けずに出来るようになりました。
数年に一度の障害に備える為だけならpovo一択、それ以外は月額を払って上手くデュアル運用で日常的に活用しながら同時に障害にも備えられる体制がベストだと思います!
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