マネックス証券がドコモと資本業務提携!d払い・dカード積立の導入は確実!?

マネックス証券がNTTドコモとの資本業務提携を電撃的に発表しました!
情勢状況を考えれば可能性としてはあり得るんだけど、実際にこうなると予想した人は少ないでしょう。
 
マネックスグループは引き続き51%の株式を保有するものの、24年1月4日以降はNTTドコモの連結会計上の子会社となり、マネックス証券はNTTグループ入りする訳です。
マネックス証券の経営の独立性を尊重すると言っても、マネックス証券の儲けも損失も親であるドコモが被ることになる訳で、証券業に対してもドコモの関与(=マネックスが拒否したくても資本の論理で従わざるを得ないこと)が強くなることが予想されます。
 
ドコモから見れば、
●携帯キャリアのKDDI/ソフトバンク/楽天はグループ内に証券会社を持っている
●au/ソフトバンクは料金プランに金融サービスとのセット割を組み込み始めたが、持たざるドコモには対抗手段がない
●来年の新NISAからは証券サービス利用が国民に広がっていく可能性があり、通信サービスとの親和性がより高くなると予想される
ことから、証券会社の買収を急ぎたい。
 
マネックスから見れば、
●SBI/楽天の国内株式手数料無料化についていけず、このままでは劣勢が予想される
●新NISAにおいても新規口座獲得するために特段のメリットを提供できない
●総じて独立系のままでマネックスが今後も生き残っていけるかは不透明な状況である
●カード積み立てはSBIグループのアプラスとの提携で実現しているが、いつまでもライバルグループとの提携は続けられず、代わりのカード会社を探す必要があった
ことから、dカードを持つ最大手キャリアの傘下なら悪い話ではない。
 
どちらから持ち掛けた話かはわかりませんが、どちらにもメリットの大きい話で相思相愛だったのでしょうね。
ドコモから見てもSBIグループは大きいし、北尾氏がドコモの傘下に入ってハイハイ言うこと聞く訳がないし、独立系でそれなりの規模なら候補はマネックスか松井に限られますね。
 
業務提携の内容も一部具体的に示されています。
「d ポイント・d 払い・d カード・d アカウント等の NTT ドコモのサービスとマネックス証券のサービスの連携を強化し、
d ポイントでの特典設計として取引・残高や口座開設に応じたポイント還元や、
d 払いを通じた入出金や積立、d カードによる積立もできるよう検討」
 
わかり易く一言で言えば、マネックス証券がドコモのd証券になるということですかね?
はい、違いますね。(笑)
いつまで有効かはわかりませんが、社名は変更しないことで合意しているようです。
ドコモから見れば、マネックスはグループのd証券という位置付けですね!?
 
具体的には、
●マネックスポイントをdポイントに置き換えるか、交換率でのdポイント優遇
●カード積立をマネックスカード(アプラス提供)からdカードへの変更と、d払い積立(楽天で言うところの楽天キャッシュ積立に近いか?)の追加
●投信購入時のdポイント充当
などは比較的早期に実現されそうですね!?
 
マネックスから見れば、今は投資経験のない層も含めて国民の何十%を占めるドコモ利用者から通信と金融の連携を通して証券サービスに引き込んで新NISAも開設して貰うことを考えたいですね。
カブコムもauの傘下入り当初はむしろ証券素人に荒らされた感じのつまづきも感じられましたが、その後は徐々にサービス面でも向上して来たと思います。
 
例えばの話、親会社に体力があれば少々の赤字なら構わないしシェアが大事だからSBI・楽天に対抗して国内株式手数料無料化で対抗しろという判断だってあり得ます。(そんな赤字はドコモにとっては屁でもない!?)
ということで、ドコモ側がネット証券サイドの専門性や知識経験は尊重しつつ、上手く関与を強めていくことでSBIと楽天をマネックスが追い上げていくことも夢ではないでしょう。
 
ドコモ傘下における新たなマネックス証券の施策や新サービスに期待します!
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