今世界の株式市場の中で一番ホットかも知れない韓国指数に連動する投信とETFが9月に入り立て続けにリリースされました。
フランクリン・テンプルトン・韓国株式インデックス・ファンド
特色 :主として、ETFへの投資を通じて韓国の株式に投資を行い、FTSE Korea 30/18 Capped Index(税引後配当込み、円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指す。
指数概要:韓国の大型株および中型株のパフォーマンスを表す指数。構成銘柄は、浮動株調整後時価総額に基づいて加重され、半年ごとに見直し。成銘柄のうち、最も構成比率の高い銘柄は30%以下、その他の各銘柄は18%以下になるよう、四半期ごとに調整。
設定日 :9月2日
信託報酬:年率0.4585%程度(=ファンド報酬0.3685%+ETF経費率0.09%[上限])
フランクリン・テンプルトンが運用するアイルランド国籍の韓国ETFに投資する形態です。
6月末時点の構成比はサムスン29%、SKハイニックス21%で上位2社だけで50%を越えます。
これはこのファンドや連動指数が偏っている訳ではなく、代表的な指数であるKOSPIでも上位2社で過半という状況は変わりません。
FTSE Korea 30/18 Capped Indexも半導体に特化する意図はどこにもないのですが結果そうなっているので、フランクリンもこのファンドを「AI時代の成長を支える選択肢」とか「生成AIを支えるメモリ半導体」に投資とかアピールしていますが、指数はセクターに関係なく上記概要の基準で銘柄を選定しているだけです。
グローバルX 韓国半導体・トップ10 ETF(633A)
特色 :主として、ETFの受益証券を通じて、FnGuide Semiconductor TOP10 Index(円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指す。
指数概要:半導体関連企業が組入候補銘柄となり、時価総額上位10銘柄が組入。組入比率は時価総額上位2銘柄についてはそれぞれ25%、その他の銘柄については浮動株調整後時価総額加重平均で決定されます。
上場日 :9月9日
信託報酬:年率0.4775%程度(=ファンド報酬0.0275%+ETF経費率0.45%)
こちらは半導体10銘柄に特化した指数連動の東証ETFですが、信託報酬はフランクリンのファンドとほぼ同等。
しかし、633Aはファンド自体の報酬を見ると0.03%未満と激安なのですが、これは投資対象も自社グループ運用の「Global X Korea Semiconductor Top 10 ETF」であり、客を運んでもらってコチラで儲ければ良いという判断でしょう。
いつ時点の構成比なのか明記されていませんが、サイトにある情報ではサムスン28%弱、SKハイニックス21%弱であり、2社で50%割れ程度のシェアです。
これならフランクリンの方が半導体特化では?と思ってしまいますが、実はSKハイニックスは組入3位であり、2位にはハイニックスの持ち株会社でもある半導体投資会社のSKスクエアが22%弱で組み入れられているので、サムスンとSKグループのトップ3で約70%のシェアになります。
一方、フランクリンのファンドにもSKスクエアが3位で5%弱組み入れられていますが、トップ3では約55%のシェアになります。
まあ差があると言えばありますが、個人的意見では韓国や台湾は半導体に特化しなくても代表的指数が既に半導体指数化してしまっているので、敢えて半導体特化指数を選ぶ必要もないように思えます。
どちらを選ぶかは投信・ETFと半導体10銘柄・一般構成の違いかな?
信託報酬は同程度なので、どちらを選ぶかは両者の運用状況やパフォーマンスを見ながら好みですかね?
たとえば私は出来るだけ配当をファンド内で含んで欲しいので、他条件が同じであればETFではなく投信を選好するし、分散重視の人は半導体10銘柄特化よりフランクリンのFTSE指数を選ぶでしょう。
それにしても東証ETFのKODEX200(1313)が上場廃止になったことが惜しまれますね。
200銘柄に分散されて信託報酬は0.15%程度だったのですが、取引も活発ではありませんでした。
時代が今なら上場廃止にはならず低コストの韓国投資手段として人気化したと思いますが、相場も投資家も移り気です!?
でも、新興国単国で信託報酬0.4%台ならそれ程悪くはないので、今韓国株指数に投資するなら今回登場した2ファンドが候補になりますね。(てか、他に選択肢がほぼない!)
